ミライブ愛知（愛知県弥富市、伊藤文彦社長）は６月２５日、「ＭＩＲＩＶＥ Ａｉｃｈｉ Ａｎｎｉｖｅｒｓａｒｙ ＡＡ」を開催した。当日は出品２１９０台、成約１４２５台、成約率６５．１％、平均成約単価４０万６０００円を記録、ビッグイベントに相応しい結果となった。

　セリ前のセレモニーでは伊藤社長が挨拶に立ち、早朝からの来場の御礼とともに「昨年６月２６日に開業して１年が経ちました。コロナ禍において、満足な営業活動もできず、また会員様には十分なサービスを提供することができませんでしたが、こうして無事に１周年を迎えることができました。この１年の実績は、出品台数７万４８０台、成約台数４万８９２２台、成約率６９．４％。ゼロからのスタートではありましたが、皆様の厚いご支援によりこのような実績を残すことができました。ミライブの経営理念は創造的挑戦です。常に会員の皆様へのサービス向上を目指しチャレンジをしていくとともに、スタッフ一同努力して皆様の商売繁栄につなげられる会場にして参ります。コロナ禍がまだまだ終息しない中ですが、輝かしい未来を皆様とドライブしていきたいと考えております」と述べた。

　当日は多くの来賓が駆け付け、代表してＪＵ中部・奥村悦二流通委員長は「中部エリアにおいて新しいオークション会場を開設していただいたことはＪＵグループにとっても良い経済効果をもたらしている」と述べた。続いて荒井商事・荒井寿一会長が「仕事上ではライバルとして、また業界の正しい発展のため、お互い切磋琢磨しながらここまでやってきました。伊藤社長は常々オークションの中身は成約台数と示されていますが、先ほどの挨拶でも感じ取ることができました。このような会員様の立場に立ったオークションを続けることで、来年、再来年に実を結んでいくと感じます」と挨拶を行った。

　コーナー別では、同会場に９０日間出品歴が無い車両が対象でバイヤーからの人気が高い「フレッシュ」に７６７台。「売切り」に１９０台、「軽」に４８９台、「輸入車」に１１０台など、どのコーナーにも小売りに直結する車両が満遍なく集まり、旺盛な応札につながった。また、今回では多くの会員の要望に応え「バントラ」を特設。１１４台の車両を集荷した。　

　取材の場で、伊藤社長は「コロナ禍において会場スタッフは本当に頑張ってくれた。出品店件数はオープン時の約２倍になっている。成約台数にこだわり、小売り向けの車両の集荷に注力したことで、他のオークション会場との差別化ができ、会員満足度が向上。結果として多くの入会希望につながった。引き続き地に足を付け、地道にやっていきたい」と述べた。

　また、堀淳会場長は「多くの会員様に参加していただき、２０００台を超える台数に本当に感謝している。１年間スタッフは本当に頑張ってくれた。その成果だと思う。今開催では初めてミライブに参加していただける会員様も多い。その会員様にファンになっていただきたい。正しいと思ったことを継続していけば、必ず会員様は付いてきてくれると思う。そのためにも地道な活動を続けていきたい」と話した。

　イベントでは全車出品料無料（流札時）の他、高級家電やキャンプ用品が当たる大抽選会を実施。来場プレゼントではスマートフォン用ワイヤレス充電器を進呈した。