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【2020年 年頭所感】シーエーエー 代表取締役社長 永谷敏行 

  • 代表取締役社長  永谷敏行 代表取締役社長  永谷敏行
謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 2020年の年頭にあたり、旧年中にいただきましたCAAグループへのご愛顧ご支援に対し心より御礼申し上げますとともに、本年も引き続きCAAグループ4会場ならびにシグマネットワークス(TC-webΣ、ストックワンプライス)をご活用賜わりますよう、よろしくお願い申し上げます。

 昨年を振り返りますと、「新天皇即位」「新元号令和への改元」や「ラグビーW杯日本大会」など、日本中が沸き上がる明るいニュースがあった半面、「台風15・19・21号による被災」や「暴走事故や逆走、あおり運転など車に関する重大事案の発生」など、天災や車社会がもたらす課題を再認識させられた一年だったように思います。特に10月よりスタートした「消費税10%」は台風の被災と相まって、我々自動車業界に与えた影響は小さくないと思われます。消費税10%スタート前の新車販売前年比を見ると、7月:104%、8月:107%、9月:113%、ところが10月以降は10月:75%、11月:87%と、明らかに反騰反落が起こっており、今の段階では推計値ではありますが、昨年暦年の国内新車販売台数は約520万台(前年比:99%)、中古車販売台数は約700万台(前年比:100%)と年前半の貯金がなくなり新中ともに前年実績並みもしくは前年をやや下回る結果となりそうです。

 また、中古車輸出台数もUAE・ロシア・ニュージーランド・ケニア等常時輸出上位国は堅調な一方で、南アフリカ・ミャンマー・スリランカなどの国が伸び悩み、秋以降の台風による玉不足も影響し、全体では130万台(前年比:98%)を下回る可能性もあります。

 こうした環境下、こちらも推計値ですが、我々AA業界の暦年出品台数は約770万台(前年比:105%)、成約台数は約490万台(前年比:103%)と共に前年実績を上回り、台数だけ見ると順調だったように見えますが、実態は年間を通して小売りに向く車両とそうでない車両とで落札単価の上がり方が明確に違ったように感じます。

 こうした中、当社CAA4会場全体では出品台数:約43万台(前年比:106%)、成約台数:約28万台(前年比:103%)と、ほぼAA市場を反映した結果となりました。シグマネットワークスも総落札台数前年比は102%、共有在庫であるストックワンプライスは昨年も総掲載台数・掲載社数・落札台数全てに渡り過去最高を更新させていただきました。改めまして年間を通してCAAならびにシグマネットワークスをご活用いただき心から御礼申し上げます。

昨年秋に開催された東京モーターショーは「自動車ショー」から「ヒューマンショー」へ、「観る」から「体験する」イベントへと変わり、まさしく自動車業界の「100年に一度の大変革期」を象徴したものとなりました。当社の年間テーマも「10年先を見据えAA+αに挑戦」とし、日頃からの業務を会場、部署、個人単位で見直し、一つでも二つでもこれまでとは違う「AA+α」に取り組んで来ました。

 会場単位では、時代に合致したAA事業の展開はもちろんのこと、各種特設・協賛イベントAAの新企画やリペア・ルークリ等卸流通全般に渡る会員様への新提案、CS向上への更なる取り組み等。シグマでは輸送強化やWebリアルの刷新等、過去の成功体験にとらわれず企画・実施して参りました。

 本年2020年の自動車業界も年前半は消費税増税の影響を引きずり先行き安泰とは行きませんが、当社CAAグループはシグマネットワークスともどもこれまでに構築したソフト・ハード両面の諸施策を基盤に、どのような経済情勢の中においてもお客様=会員様から選ばれるAA会場・Webになることが求められ、本年も昨年に引き続き「10年先を見据えAA+αに挑戦」をテーマに掲げ、単なるAA事業者ではなく中古車卸流通事業におけるサービスや仕組みを提案する「プラットフォーマー」になれるよう努力し、現車会場の一段のレベルアップとWeb事業との融合をもう一段促進し、会員の皆様の更なるビジネスチャンス拡大に貢献して参ります。

本年も倍旧のご支援・ご活用を賜わりますようよろしくお願い申し上げます。

2020年元旦

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