ＪＵ鹿児島（鹿児島県姶良市・新園康男理事長）は１月１９日、「新春スタート記念オートオークション（ＡＡ）」を開催した。出品台数５７７台を集めた盛大な記念ＡＡとなり、成約率も６４．３％の高率を記録する活発なセリで、幸先の良い新春のスタートを切った。

　セリ開始前のセレモニーでは、中濵勲流通委員長が挨拶に立ち「皆様のご協力のもとで、５７７台もの出品車を集めることが出来ました。最終最後まで活発なコールをお願いします」と謝辞を述べた。

　同会場の２０１７年ＡＡ実績は、出品台数が前年比１．１％増１万７１８１台、成約台数が同１０．０％増の１万７６台ということで、出品と成約の両面で前年実績を上回った。とりわけ成約台数が大幅な伸びを見せたことで、成約率は同４．８ポイント増の５８．７％とし、６０％の大台も視野に入れる活況。
　新園理事長は「ディーラー出品も増加、会員増強の成果もあり、出品と成約の両面で大きな手応えをつかんでいる。オークション初デビュー車が７割台の成約率を記録するなど、鮮度の高い純粋な初出品車がセリを活気付かせている」と分析する。増加する来場会員への配慮などを目的に、この年末年始の休催期間中に、来場者用トイレの大幅改装を実施した。女性用トイレを新設したほか、男性用トイレも最新設備に一新し、来場会員が気持ち良く過ごせる会場を目指している。同会場ではセリ機の入れ替えやＰＯＳ席の大幅改装などで居心地の良いセリ会場が評判となっている。ソフトとハードの両面で来場会員をもてなす。今後も守衛小屋などの設備をリニューアルする予定。

　こうした中、新園理事長は「ＪＵ適正販売店やＪＵテントリ、中古自動車販売士などの各事業を積極的に推進することで、組織強化を図りたい。適正販売店は今期中に２０社の登録を目指したい」と意気込む。こうした事業を核に、組合事業を活性化させることで、会員増強と結束強化につなげる考え。