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【JUトップインタビュー】JU宮崎の黒木 嘉興理事長に聞く

  • JU宮崎の黒木嘉興理事長 JU宮崎の黒木嘉興理事長

役員・事務局一丸で『意識改革』 、AA事業強化で購買・金融企業にも波及効果

 今年5月の役員改選により、JU宮崎の理事長として3期目に入り、ますますその手腕に周囲からの期待が寄せられる黒木嘉興理事長。2011年の理事長就任時には、「改革元年」を掲げ、商組の大改革を実施、「組織」のさらなる活性化に注力してきた。3期目を迎えた今年、2期4年間の振り返りと、さらなる組織発展を目指した今期のビジョンなどを聞いた。  (室田 一茂)

 ―2期4年を振り返って
 「理事長就任後、『改革元年』の旗印のもとで、挨拶の励行や『互いを思いやる心』など、基本の徹底に努めてきた。理事メンバー、事務局が一丸となって意識改革に取り組んだ。しっかりとしたビジョンを持ち、クリーン化され、開かれた組合運営を目指してきた。小さいことも合わせると、この4年間で300項目以上の改革を行ったのではないだろうか。『ガラス張り』の組織運営を目指して決算書などの数字もすべて開示してきた。就任から3年連続で組合員への配当を実施するとともに、事務局スタッフの労働環境改善などにも注力してきた」
 「理事長職を引き受け、過去の諸先輩方の計り知れない苦労を感じることが出来た。組合は1社1社の社長が集まって結成した組織。会長職は名誉職ではなく、自身の会社と同じように大事にする気持ちで事業を展開してきた」

 ―AA事業では特に大きな変革を行った
 「昨年、JU共有セリシステムを導入し、外部ネット接続を完了した。難しい部分もあるが、組合員の多大なる協力もあり、AA運営の合理化も進んできた。JUコーポレーションの特段の配慮もあり、固定費を大幅に軽減することが出来た」
 「毎週コンスタントに出品200台以上のAAを開催出来るよう、事務局営業担当者による定期的な営業活動を展開するなど、会員及び新車ディーラーからの出品台数増につなげ、着実な取引拡大を図りたい。早期に会員200社を達成できるよう、今後も会員増強に取り組んでいく。AA事業の強化を目指した会員増強は、購買事業や金融事業といった、組合の収益事業強化にも大きく貢献している」

 ―今回の役員改選では特に役員の若返りが際立ち、役員が一丸となった組織強化の姿勢がうかがえる
 「若返ったメンバーが各事業を頑張ってくれている。活気あふれる組合を作り上げるため、高い意識を持って取り組んでいる。今後は『量より質』の考えのもと、『中古自動車販売士』や『適正販売店』といった諸制度を有効に活用しながら、組合員のレベルアップに徹底して取り組みたい。消費税増税などが控える中、陳情などを通じて、自動車関連税制の見直しなどを積極的に働きかけていきたい」

<プロフィール>
黒木 嘉興氏(くろき・よしおき)1954年(昭和29年)6月宮崎県西諸県郡高原町生まれ、61歳。拓殖大学中退後、ニッポンレンタカー九州入社。「人生一度切り」、当時のプランタン銀座、石井智恵子社長の言葉に触発され、独立を決意。1987年1月、YK車両販売創業。2011年5月、JU宮崎理事長就任。現在3期目。
座右の銘は、大岡越前守忠相の「松枝の直ぐなる心保ちたし、柳の糸のなべて世の中」。
高原町にあった実家は昭和48年2月、国の重要文化財指定を受け、宮崎神宮境内の一角に位置する総合文化施設「宮崎県総合博物館民家園」に移築・復元され、今でも「旧黒木家住宅」として見ることができる。

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