ＪＵ福岡（福岡県古賀市・山口幸治理事長）はこのほど、耐用年数経過に伴い２年前から入れ替えを検討していたセリシステムを入れ替える。

　導入するセリ機は富士通フロンテック社。７月に開催した理事会において、富士通フロンテック社とすることを満場一致で可決した。

　新セリシステムの概要は、会場内にポス席４１２席と立ち見席３０席の合計４４２席を設置。利便性を高めるため、端末モニターは全ポス席一人１台とした。モニターは最新のタッチパネル式を採用、イスも現在の六人掛けから二人掛けに変更、下見や食事などで離席する際、不自由がないように改善する。席上端末モニター（タッチパネル）では、Ａ／Ｂレーンのセリ進行状況・下見検索・相場・出品取消車両一覧・自社出品明細・自社応札一覧・注目車両リスト（サービス端末・Ｆｓａｔ連携）・価格変更（希望価格／商談価格）・即落出品・仮計算書照会（プレビュー）・搬出券照会（プレビュー）・不在入札・商談申込み・呼び出しメッセージ・お知らせ確認・指定席・予約席の操作が出来る。

　新セリシステムについて山口理事長は、「今回導入する最新のセリシステムは、会員の皆様のご期待に応えるＡＡ会場に生まれ変わるものと確信している。現セリ機はメンテナンス期限を過ぎていたため『いつ止まっても不思議でない』と言われながらも、何とか大きなトラブルもなく乗り切ってきた。理事会が富士通フロンテック社を選択した理由は、セリシステムの性能とこれまでの実績。８月にホンダＡＡ九州が最新システムを採用したオークション会場を筑後市に移転オープンするなど、九州地区は、ＪＵ系以外ではＴＡＡ・ＮＡＡ福岡を始め、メーカー系・その他大手を含む企業ＡＡが展開する全国でも有数のオークション激戦区。今回導入する最新のセリシステムは、会員の皆様のご期待に応えるＡＡ会場に生まれ変わるものと確信している」と語った。