５月の役員改選でＪＵ熊本の会長・理事長に就任した満田和浩さん。２年前に地元熊本県嘉島町の町議会議員に当選、地元ではサッカーをはじめとするスポーツ振興にも尽力する人物で、熊本県サッカー協会のアドバイザーも務める。満田さんは「組織運営はサッカーと同じで『チームワーク』が大切。私自身、理事を１６年、執行部を８年経験させていただいた。この多彩な経験が大きな成長につながった。今回はこの感謝や恩返しの気持ちで会長・理事長職を受けさせていただいた」と、就任の経緯を話す。チームワークを大切にしながら、ボトムアップの意識で皆の意見を聞きながら、次代を担う若手経営者の育成などに注力する考え。

　熊本では近年、２０１６年の熊本地震や昨年の県南部での豪雨災害などで大打撃を受けたほか、業界を取り巻く環境も様変わりしている。こうした中でＪＵ熊本は「永松前会長のもとで、変革する時代への対応や被災した仲間のサポートなどで、風当たりの良い環境が整ったと会員の皆様誰しもが納得されていたと推察する。永松前会長のご尽力に心より感謝したい」と、感謝の気持ちを前面に出す。

　新会長・理事長就任にあたっては「感謝される、喜ばれるＪＵ熊本」をスローガンに掲げた。「ＪＵの会員で良かった」と思える組織作りを目指す考えを示す。町議会議員との二足のわらじを履く満田さん。ＪＵ熊本においてもＣＳＲ活動の推進などで、地元への社会貢献意識を高めることの重要性を説き、ＪＵ組織のブランド価値向上などにも注力していく考えを示しながら、前を向いて突き進む。　（室田一茂）


【プロフィール】
満田和浩（みつた・かずひろ）氏。１９６２年１２月生まれ、５８歳。ラスティ熊本社長。９５年５月、同社創業。２００５年ＪＵ熊本理事。１１年同副会長・副理事長。２１年同会長・理事長。１９年2月嘉島町議会議員。趣味はスポーツで汗を流すこと。現在もシニアサッカーで現役プレーヤー。日本サッカー協会の公認マッチコミッショナーなどの資格を有する。