【ＪＵトップインタビュー】ＪＵ京都の新理事長に就任した東　將之氏に聞く/ＪＵ京都

【ＪＵトップインタビュー】ＪＵ京都の新理事長に就任した東　將之氏に聞く

ひと 2015年07月22日

『一枚岩』の組織運営と販売店の資質向上に注力

会社名：ＪＵ京都

　今年５月の役員改選により、ＪＵ京都の新理事長に東將之氏が就任した。前回の役員改選において、仲井資具理事長の元で副理事長職を託された東氏だが、今回の役員改選により、さらなる組織の若返りを図り、組合活動の活性化を標榜する。理事長就任の抱負やＪＵ京都の各事業推進について、東理事長に聞いた。
（室田　一茂）

―理事長就任の抱負は
「仲井前理事長の就任時に執行部の若返りを図り組織活性化を図ったが、今回の改選によりさらに若返りを図るとともに、これまで以上に組合員に役立つ事業展開を推進していきたいと考えている。たとえば、社員向けの研修会の企画や小売振興につながる実務研修の分野を強化していきたい。『適正販売店』『中古自動車販売士』といった制度を盛り上げるべく、今一度原点に立ち返った活動によるＪＵの本来の目的である組合員の『小売振興』に役立つ施策展開に注力したい」

―ＪＵ京都の組織運営について
「歴代の会長・理事長を見ると、初代武田会長をはじめ、尊敬すべく偉大なリーダーの方々が築いた強固な組織基盤が特徴。自分自身は大変微力だが、力のある副理事長たちのサポートを受けなが、積極的な組合運営を推進したい。大変心強い体制だが、皆の協力無くしてやっていけない。青年部との交流も含め、『一枚岩』の組織運営を推進したい。消費税10％時代を前に、組合の結束強化を推進しながら、個々の販売店の資質向上につなげるため、１つ１つの課題に立ち向かいたい」

― ＫＡＡ京都との提携も２年が経過した
「ＫＡＡ京都には皆思い入れがある。自分自身も以前、京都オートオークションの会場立ち上げに関わった経緯もあり、特に思い入れが強い。ＪＵ京都とＫＡＡ京都の協力関係を今後もさらに強化し、地元での中古車流通を活性化する拠り所としていきたい」

―京都の地理的特性について
「南北に分断される傾向が強く、以前から北部の流通は大阪、神戸といった大規模マーケットに流れる傾向が強かった。ＡＡ事業においても北部地域からの陸送費などについて、この地理的条件がネックになるケースもある。イベントＡＡの出品促進策の展開など、地元会場への出品を促すための仕掛けを検討していきたい。京都縦貫自動車道の全通もこうした地理的条件を緩和する好材料になると見ている」

―金融事業に関する取り組みは
「この７月はサマーキャンペーンが進行中だが、目標達成を確信している。スプリングとオータムの２大キャンペーンの狭間だが、蓮尾耕司金融委員長のもと、役員と金融委員が一丸となった取り組みに期待している」

＜プロフィール＞
東　將之氏（あづま・まさゆき）１９６１年（昭和３６年）３月７日京都市東山区生まれ、５４歳。大央自動車会長。８３年同社創業。２００２年５月ＪＵ京都理事。１３年５月同副理事長。１５年５月同理事長。
趣味はゴルフ。最近は競技ゴルフからエンジョイゴルフに転換。

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