【特集】 2022年の振り返りと今後の展望 - グーネット自動車流通

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【特集】 2022年の振り返りと今後の展望

相場・統計 2023年01月26日
会社名:プロトコーポレーション

■新車販売市場
 2022年(1~ 12 月)の新車販売台数(含軽、日本自動車販売協会連合会発表)は、前年比5・6%減の420万1321台だった。新型コロナウイルス感染拡大、半導体不足、ウクライナ侵攻等の影響から新車供給が停滞したことで、21 年6月以降22 年8月まで14 カ月連続で前年同月比で減少が続いていた。22 年の新車販売を振り返るとともに今後の見通しを新車ディーラー幹部に話を聞いた。

ここ3年の新車販売を振り返ると、20 年、新型コロナウイルス拡大の影響を大きく受けた新車市場は販売台数を大きく落としたが、その反動で、21 年前半については、前年比で大きく販売台数を伸ばしたが、後半、続く半導体不足の影響を受け、新車納期が長期化し、前年同月比は、マイナスに転じた。その後は、一度も前年を上回るこ となく、苦戦が続いた。22 年についても8 月までは前年同月比の実績を上回ることなく14 カ月連続で前年同月比を下回り続けた。9 月から、ようやく前年を上回るようになり、直近12 月まで4 カ月連続でその傾向は続いている(図①)。

首都圏の新車ディーラーによると「人気グレードだと1年待ちの状態。そうでなくても6カ月待ちの状況は変わらない。未発売の人気新型モデルだと2年以上納期がかかっている」と話す。既報の通り、受注残が80 万台以上と言われるトヨタ自動車が年度内の1~3月に増産、国内向け増配を見込んでおり、納期遅れが解消すれば需給は改善する。 全ての車種が対象ではないが、本来輸出向けの車両を国内向けに転用するようだ。販社としては、納車業務に時間を取られ、受注活動に時間を割けなくなる。追加供給される車両のうち受注残に充てられるのは約半数で、それに該当しない車両は在庫となるので置き場の調整に苦労するのではという懸念の声も聞かれた。 年度末までの見通しはある程度立つが、その後に関しては、外部環境により不透明であることに変わりはないようだ。

 新車販売について、昨年を振り返るとともに、今年についての見通しを 新車ディーラー、関係者にヒアリングした。外部環境の影響は年々大きくなり、非常に見通しが立てづらい状況だ。今回の特集では、中古車販売や中古車輸出、オークショ ン市場についても昨年を振り返るとともに、今年の見通しについても業界関係者からのヒアリング結果を交えて紹介していきたい。

■中古車販売市場 (中古車相場高騰で仕入れに苦戦)
 2022年(1~ 11 月)の中古車登録台数は、前年同期比6・4%減の582万20 40台だった。1月から11 月まで全ての月で前年同月比を上回ることが無く、12 月が前年並みだとすると3年連続で中古車登録台数はマイナスとなる(図②)。 新車の供給不足からタマ不足が続き、AA相場も高騰し仕入に苦戦する販売店が多かった。 関東エリアの中古車販売店は「中古車の需要は増えてきたように思う。特に新車の納期が長いので高年式の中古車を探すユーザーが多く年間を通して販売台数は昨年以上であった」と話す。東海地区の中古車販売店は 「1年を通じて販売状況は芳しくなかった。AA相場の高騰から仕入れ価格が高く、売れ筋の車両を揃えることができず、また、仕入れ価格の上昇分を販売価格に転嫁することもできないため利益の目減りにつながった」と振り返る。22 年の中古車販売市場は、コロナ禍、半導体不足の影響を受け、マイナス幅は新車とほぼ同程度で推移した。23 年については、慎重な見方と期待を持つ見方に分かれている。「中古車販売の回復は、新車の納期次第ではないか、明るい話も出始めているが、まだ予想以上に時間を要するのかもしれない」、「昨年の9 月以降中古車の相場が下落傾向にある。在庫車両の価値は下がっているが販売台数は増えている。仕入れもしやすくなったので、今年は期待している」という声が聞かれた。

■中古車輸出市場
 22 年(1~ 11 月)の中古車輸出台数は、前年同期比0・9%減の111万5018台だった。12 月が前年並みだとしても21 年とほぼ同程度で、20 年の106万台を底に中古車輸出は回復基調にある(図③)。慢性的な船腹スペース不足でデリバリーが遅れても、海外側の不満はあるものの、国産車の人気は高く、中古車を輸入する傾向は変わらなかった。外部環境に目を向けると23 年のドル円相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)と日銀の金融政策の行方が影響してくる。黒田総裁の任期満了(4月8日)までは現状の為替レート、もしくは緩やかな円高傾向を維持し、4月以降は日銀の異次元緩和修正の動きが強まると想定されるため、4月〜6月以降は円高が進みやすいと考える傾向がある。昨年12 月からの急激な円高によって、高額車両を中心に海外バイヤーの仕入れも消極的になっているが、今後の為替の動き、およびAA相場の動きを考えると、3月は海外バイヤーの積極的な仕入れ(購買意欲の高まり)の時期になる可能性がある。(中古車輸出コンサルタント) 新車注文時に値付けした下取り価格と売却時のAA相場との乖離が大きい状況になる場合は、AA市場での売却で発生する損金を少しでも改善するために、小売強化、中古車輸出、共有在庫の活用等を軸に策を考える必要があると言える。

■9月までの高値相場以降一転下落傾向へ(良質車に応札が集中する状況は継続)
 2022年(1〜12月)の国内オートオークション(AA)実績(主催者発表速報値集計、プロトコーポレーション調べ)は、総出品台数が前年比0・8%減の695万1130台、成約台数が同1・0%減の468万9931台、成約率67・4%という実績だった。前年実績に対して、出品台数が5万台以上落ち込み700万台の大台を割り込む結果となったが、成約台数は通年では、ほぼ前年並みという状況だった。

■振り返りと足下の状況
 出品、成約台数は新車の需給が改善する前の1月〜9月までは、前年を下回り、相場も高騰していた。10月〜12月までは、新車の需給が徐々に改善され、前年の台数を上回り、相場も9月をピークにその後は下落に向かった( 図④ )。成約率が最も低下した12月は、前年同月比6・9ポイント減の60・8%と、60%を割り込みそうな苦しい展開だった。年間を通じて出品台数、成約台数が前年を上回った会場もあった。上半期は新車生産の遅れからくる流通量不足が大きく影響し、出品台数の確保が難しかったが、成約率は高い傾向がみられた。年末が近づくにつれ、輸出の減少から、成約率は下がったものの、再出品車両が増加することで、総出品台数は増加となった(図⑤⑥)。関東地区AA会場関係者は「出品台数は昨年10月、11月に急速に増えたが成約率が下がってきた。相対的な関係から出品が増えると成約は下がる傾向にあるが、昨年後半ぐらいから小売に元気が無いとの声も聞こえる」と話す。

■今後の見通し
 今後については、新車生産の動向と輸出の動きに掛かっている。新車生産の遅れ、原材料高騰、海外情勢など危惧する声は多いが、最大の懸念材料である新車生産が拡幅すればある程度、今までどおりの流通に戻ると思われる。特に1月〜3月はトヨタの受注残解消に向けた動きもあるので、下取り車がAA市場に相当数出品される見通しで需給は改善されることが予想される。しかしながら、良質車に応札が集中する状況は続いている。その点からも良質の中古車は不足していることが伺える。昨年後半から出品車が増え成約率が下落しているのと併せ、成約単価も下がってきている。今年も当面は、良質車は一定の価格で取引されると思われるが、31カ月前年同月比を上回る中古車相場は、全体的には落ち着いていくのではないか。

※詳細は自動車流通新聞1月25日号参照

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【対象評価点】

4、4.5点

【抽出価格条件】

直近価格が500千円以上

【抽出台数条件】

毎月50台以上の流通が過去6ヶ月連続していること