幅広い車種が輸出され中古車流通を支えている - グーネット自動車流通

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幅広い車種が輸出され中古車流通を支えている

企業・団体 2024年07月24日
佐藤博理事長インタビュー
会社名:日本中古車輸出業協同組合(JUMVEA)
佐藤理事長

佐藤理事長

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 日本中古車輸出業協同組合(JUMVEA:東京都品川区、佐藤博理事長)発表の中古車輸出統計によると、2024年5月の輸出台数は13万40台、前年同月比で1277台減(99.0%)となり、24年の単月では初めて前年同月実績を下回った。一方で24年の1月-5月の輸出台数は65万1531台(前年同期比112.7%)となり、前年の過去最高輸出台数を上回る数字を維持している。

 5月の輸出国別台数ではロシアが1万7605台(前年同月比75.3%)となり、前年同月の輸出台数(2万3372台)と比べると大きく下がった。ただ、前年はロシアへの中古車輸出規制前の実績であり、ロシア向けの輸出は堅調に続いている。
 他の輸出上位国ではUAE(前年同月比124.1%)とモンゴル(同150.6%)は前年同月を上回ったが、ニュージーランド(以下、NZ)は前年同月比6255台減の53.4%と大きく減少した。

■ロシアは堅調、NZは景気が影響
 佐藤理事長は5月の輸出実績について「前月同様に輸出は続いており、昨年を上回る高水準を維持している」と話す。
 前年同月を下回ったロシアの輸出台数について「輸出台数は確かに下がったが、実質は昨年同月をオーバーしていると言える。昨年5月はロシアへの輸出規制前。当時は排気量や車両価格の制限も無く、あらゆる車種が輸出されていた。それが今は1900㏄以下、600万円以下の車両しか輸出できない。これが同じ条件であれば、昨年を大きく上回る数字になっている。今は規制内での輸出になるが、ロシア向けは底堅い輸出が続いている」。
 数字を大きく下げたNZについては「国内の景気が良くないことが最大の理由。景気の影響を受け、乗用車は特に厳しい。一方で商用車は乗用車ほどの落ち込みは無く一定数を保っている」。
 オーストラリアについては「毎月1500台前後から2000台程度の輸出が続き安定している。ただ、現地の雇用や産業保護の為、中古車輸出の本格化はまだまだ時間を要すると見ている」。

■船便の不安要素はあるが活発な輸出は続く
 輸出は好調だが、船便の不安はある。中東情勢は不安定であり、船便に影響は出ている。紅海を避け、南アフリカ経由となると時間とコストが掛かり、輸出元と輸出先にはデメリットしかない。一方で今年、来年と新造船が出てくると聞いている。多少、納期の遅れが生じる可能性もあるが、新しい船は大きさもあり、輸出には追い風。一年で見れば昨年を上回る輸出台数となるであろう。輸出先の国によって条件は異なるが、今は高年式車から低年式車まで幅広く輸出されている。その意味でも中古車流通を支えており、当面この状況は続くと思われる」。

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【対象評価点】

4、4.5点

【抽出価格条件】

直近価格が500千円以上

【抽出台数条件】

毎月50台以上の流通が過去6ヶ月連続していること