ＪＵ島根（出雲市、浜村浩司理事長）は１０月３０日、「ＪＵ中四国青年部ジャンボ　ＪＡＡ島根（全国リレーＡＡ）」を開催した。出品台数３０９台を集め、このうち１６９台を成約し、成約率は５４．７％だった。ＪＵ中四国青年部会（山根順一代表幹事）のジャンボＡＡだったこともあり、会場には中四国各県の青年部会メンバーが多数来場し、活発な手ゼリオークションだった。

　セリ開始前のセレモニーで挨拶に立った浜村理事長は「コロナ禍ですが、前向きな取り組みを推進していきましょう。本日はＪＵの有志が集まり、目標出品台数２５０台に対し、３００台オーバーの出品車が集まりました。時代を担う青年部会メンバーの更なる活躍を祈念いたします」と青年部会メンバーに賛辞を述べた。

　山根代表幹事は「今年度３回目の青年部ジャンボですが、本日も多くの青年部会メンバーが集まっています。活発なコールをお願いしますとともに、引き続き青年部会活動へのご支援を宜しくお願いします」と話した。

　同商組は今年６月１２日開催のＡＡから、ＪＵコーポレーションが運営するインターネットサービス「ＪＵナビ＆ＪＵトレード」からの入札方式による外部接続を開始した。ネット接続によるバイイングパワー増大の効果は大きく、導入当初から大幅な成約率向上で成果を上げる。８月２１日開催のＡＡでは、過去最高成約率の７６．４％を記録、ＡＡ事業の活性化が進んでいる。浜村理事長は「外部からの入札は思っていた以上の反響。組合員から預かった大切なクルマを全国に向けて発信できるようになり、成約率は飛躍的に上昇した。『地元島根で』という意識が高まるとともに、コロナ禍で抑制した中でのＡＡ開催にも大変有効」と大きな手応えをつかむ。

　一方で今回のような青年部主催ＡＡではＪＵ中四国の活発な取り組みが光るが「青年部の『力』を改めて実感した。青年部が中心となってＡＡを盛り上げ、良好な関係が築けている。今後も他会場を参考にしながら、進化していきたい。『手ゼリ』の良さを生かしながら、地元で『小売りダマ』を売り買い出来るような商いの場を提供していきたい。合わせてＡＡ会場を居心地の良い場所とするため、来場者の快適性や利便性の向上にも努めたい」と意気込む。