ＣＡＡ東北（岩手県紫波郡、斉藤啓太社長）とＪＵ岩手（岩手県紫波郡、小原隆孝理事長）は４月１６日、「ＪＵ岩手青年部協賛ＣＡＡ東北スプリングジャンボＡＡ」を開催した。

　当日のセリは前年同会を約１８０台、出品目標の１５００台を大きく上回る１７７２台を集め、盛大な開催となった。成約も１４８２台、成約率８３.６％、平均成約単価３４万９０００円の高実績を記録した。
　また、ＪＵ東北各県の理事長・執行部に加え、ＪＵ東北の各県部会長や部会員が来場しジャンボＡＡに花を添えた。

　ＣＡＡ東北の２３年度実績は出品台数３万６１８台（前年度比１０６.５％）、成約台数２万１６２８台（同１０４.５％）、成約率７０.６％（同１.４ポイント減）の高実績を記録した。
　柘植洋輝営業統括部長は「ＣＡＡ東北は出品車のｗｅｂ掲載を早めるよう努め、レスポンス良く対応している。小回りの良さはＣＡＡ東北の強み」と話す。
　菅原由充会場長は「新規会員も増え、北東北の商いの場として活発に利用いただけている」と話す。ＣＡＡ東北は今年の１月-３月で新規会員が４０社増加。小売店や整備工場など幅広い層が加入している。
　また、ＣＡＡ東北は居心地の良い会場づくりに取り組んでいる。レストランのリニューアルやメニューの英語表記を併載。他にも会場入り口のマットから温水が出るようにし、冬季の雪対策にも万全を期している。
　ＪＵ岩手の小原理事長は「ＣＡＡ東北が会場の雰囲気を良くしてくれている。ＣＡＡスタッフをはじめ会員も皆、笑顔が多い。あいさつも良く、ＣＡＡ東北の取り組みは気持ちがいい。企業系ＡＡの良さが表れている」と話す。

　今開催は前年同会の出品台数を上回ったが、ＪＵ岩手の取り組みも奏功した。ＪＵ岩手は今回の合同ジャンボＡＡに向け、小売フェアを開催した。小原理事長は「ＡＡに結び付ける流れを考えることが大事」と言い、会員が参加しやすい、利用しやすい環境づくりに取り組んだ。

　斉藤社長は「今期は将来に向けての大事な期間。そのためにも会場の現状分析を行い、強み・弱みを把握し、一つ上のサービスを目指していく」と話した。

　当日はジャンボＡＡ開催を受けセリ前にセレモニーを実施。あいさつに立った斉藤社長は、多数の出品と来場で盛大なジャンボ開催に謝辞を述べた。
　続けて「足元の中古車流通市場は一部のメーカーの生産中止の影響を受け、中古車の発生台数は減少し、タマ不足感が強まっている。こうした大変厳しい出品環境の中で、本日は昨年のジャンボオークションを大きく上回る１７７２台のご出品をいただき、心より感謝。東北会場では地域密着型の会場をキーワードに会員様がＣＡＡをよりご活用いただけるよう、各種サービスの強化に取り組んでいる。その一つとしてご来場いただいた会員様が快適にお過ごしいただけるよう、先月レストランのリニューアルを実施した。モダンで落ち着いたイメージに一新するとともにメニューの見直しや英語表記の併用などお客様目線、お客様主体の姿勢を大切にした運営を行っている」と述べた。
　また「ｗｅｂを始めとする会場以外からの落札が年々増加し、昨年度はついに半数を上回る５６％まで上昇しており、地域だけではなく全国からの注目も大変高まっている。今後も全ての会員様にとってより便利で身近な仕入れ・売却の場、そして情報交換の場としてご活用いただけるよう全スタッフが一致団結し、様々な取り組みを実施していく」と思いを述べた。

　小原理事長は「ジャンボＡＡに多くのご出品、ご来場をいただき皆様に感謝。また、ディーラーご担当者様におかれましては、日ごろのＪＵ事業にご支援、ご協力をいただき深く感謝。今、岩手は昨日から桜も満開となり、初夏に向けての商戦が始まっている。その中で昨年を上回る１７７２台のご出品をいただき感謝」と謝辞を述べた。

　来賓を代表しＪＵ東北会長ＪＵ青森石山英二理事長が「目標の１５００台を上回る１７７２台の集荷は皆様のご協力の賜物。タマ不足の中で立派な台数を集められた」と祝辞を述べた。

　セレモニーの第二部ではＪＵ東北青年部が登壇。あいさつに立ったＪＵ岩手の菅原直樹青年部会長は「昨年より多い１７７２台の出品をいただき感謝。４月に入り相場も上がっている。多く売っていただき、多く買っていただき活発なオークションにしていただきたい」と述べた。

　最後にＣＡＡ東北の菅原由充会場長が当日のイベントとセリ内容を紹介し、活発な応札を呼び掛けた。