ＴＡＡ南九州（鹿児島県湧水町、北口武志社長）は４月９日、「南九州会場オープン１８周年記念ＡＡ」を開催した。出品台数は同会場歴代２位の１４８６台に上り、成約率８０．５％という活発なセリを展開した結果、過去最高成約台数１１９６台を記録する活況で、１８周年の節目を飾った。

　セリ開始前のセレモニーで北口社長は「質と量がそろった中身の濃いＡＡで活況を呈した前年度だった。出品台数は（暦年に続き）１００万台超を記録、成約率も８３．６％と、いずれも過去最高を記録した。今年度もしっかりとタマを集めて、会員の皆様のご商売に役立つＡＡを目指してまいります。九州会場は前年度、８１．０％という過去最高成約率を記録しました。良質車が多く集まる会場として磨きがかかってきたものと自負します。今後も会員の皆様から声をいただきながら、地域に根差したＡＡとして成長していきたいと思います。新年度も皆様とともに、より良い年となりますよう、祈念いたします」と、感謝の言葉を述べた。

　全国ＴＡＡの２０２３年度（２３年４月～２４年３月）累計出品台数は１００万２８１５台という過去最多実績だった。年度での１００万台超えは初で、２３年暦年に続いての１００万台超えを達成した。出品台数では、横浜と中部、兵庫、四国が過去最高実績を上げ、成約率では、北海道と東北、横浜、中部、南九州が過去最高成約率を記録した。

　南九州会場では、トヨタ系販売店による出品が堅調に推移し良質車が多く集まったほか「売切りコーナー」の出品増も高成約率に寄与した。２３年度の月別１開催あたり新規出品台数は２、３月を除く１０カ月で前年実績を上回る状況だった。年間を通じて、鮮度の高い良質車が多数集まり、高成約率、高成約単価基調が続く活発なＡＡを展開した格好だ。