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4月17日から6月7日まで神奈川県平塚市美術館にて開催を予定していた「川瀬巴水展」が、新型コロナウイルス感染拡大防止措置を受け、中止となった。
この展覧会には荒井商事の荒井寿一会長が所蔵する約130点が「荒井寿一コレクション」として出展されていた。
川瀬巴水は、大正から昭和にかけて風景版画を数多く制作してきた版画家。日本各地を写生し、その場に暮らす人々の生活や日常折々の風景を題材とした抒情溢れる作品は数多くの愛好家を魅了し、親しまれている。中でもアップル創業者の故スティーブ・ジョブズは川瀬巴水作品の収集家として有名。荒井会長は「海外の収集家の間では高い評価を受けていたが、かねてより日本では知る人ぞ知るという扱いに、不思議でもあり、大きな不満でもあった」と話す。
荒井会長と川瀬巴水作品の出会いは約20年前、ロンドンの骨董品店での「水木乃曇り日」がはじまり。「この作品を前にした時、一瞬で風景に同化し、昭和の時代の記憶が呼び起こされた。じわりと心のひだに沁み込んでくるような心地よさを味わった」と新選「俳句の杜」3の中で綴っている。
今回、同展覧会は中止となったが、来年4月に改めて開催されることが決定した。荒井会長が「Japanese Beautyを具現化し、人を魅了し続ける」と評する川瀬巴水の作品に触れる機会を得たことを喜びたい。
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