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NGP日本自動車リサイクル事業協同組合(東京都港区・佐藤幸雄理事長:以下、NGP協同組合)は10月22日、第14回通常総会を千葉県浦安市内のホテルにて開催した。
挨拶に立った佐藤理事長は「自動車業界は『100年に一度の大変革期』が到来していると言われている。具体的には『C』コネクテッド、『A』オートノマス(自動運転)、『S』シェアリング、『E』エレクトリック(電動化)の4つの頭文字をとった『CASE(ケース)』と表現される新たなテクノロジーやモビリティサービス、この要素に連動する形でAIも欠かせない技術要素として、『CASE+A』という進化を続けている。このような大きな変化に伴い、自動車リサイクル業界を取り巻く環境は、中長期的にも非常に厳しい状況が予想される。脱化石燃料に向けた次世代自動車の構成部品点数の減少、先進安全予防技術を搭載した車両の普及に伴うリサイクル部品の販売機会減少、FRP樹脂など車体素材の変化、素材相場の先行き不透明など多くの課題があげられ、縮小していく国内マーケットを想定すると中長期的にグローバル戦略も視野に入れた字活動が必要となる。また、少子高齢化による労働人口減少に伴う人材確保の問題も、大きな課題となってくることが考えられる」と述べた。
これらの業界を取り巻く課題について佐藤理事長は「組合員個社だけの対応ではなく、NGPグループに総力を結集し、スケールメリットを活かした戦略立案と実行が重要。今まで以上にNGPブランドの強化を図り、競合他社との差別化や様々な品質向上によるNGPファンづくりや新規取引先の獲得を積極的に進め、競争優位を構築する必要がある」と述べた。
NGP協同組合は、昨年掲げた4つの重要方針は不変とし、入口の課題である「車両仕入の拡大」と、出口の課題である「リサイクル部品の販路拡大」にフォーカスをあてて更に強化していく活動を進めていく。車両仕入れの拡大では廃車買取サービス『廃車王』を強化すべく、テレビCMの実施、『廃車王委員会』の設置など、活動を推進していく」としている。
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