【ＪＵトップインタビュー】ＪＵ中販連九州連絡協議会の会長に就任した中野　大氏/ＪＵ九州連絡協議会

【ＪＵトップインタビュー】ＪＵ中販連九州連絡協議会の会長に就任した中野　大氏

ひと 2015年06月25日

『一枚岩』の組織目指して各県が協調

会社名：ＪＵ九州連絡協議会

　ＪＵ大分の中野大理事長が５月に行われた通常総会でＪＵ中販連九州連絡協議会（ＪＵ九連協）の会長に就任した。前会長の北薗幸二氏の参謀役として総務委員長を務めてきたが、同氏の後を引き継ぎ、今後は会長という立場で「一枚岩」の組織運営を目指したリーダーシップを発揮する考えだ。２年後に控えた「消費税１０％時代」の到来を控えた大事な時期だが、小売りやＡＡ事業など各分野における考えなどを聞いた。（室田一茂）

―ＪＵ九連協会長としての抱負は
　「自分としては『力不足』という認識だが、信条である『実直』の姿勢でとにかく真っすぐ信念を貫いて、会長職を全うしたい。自分が率先して九州各県をまとめ、九連協の『一枚岩』の組織強化に注力していきたい」

―北薗前会長の功績は大きい
　「偉大な人物であり、自分も北薗氏に追いつけるよう精一杯頑張るのみ。これまで総務委員長として北薗氏とともに歩んできた。今後も各県の話を広く聞きながら、『一枚岩』の組織を強化し、ＪＵ中販連における存在感を高めていきたい」

　―消費税10％時代の到来が約２年後に控えている
　「ＪＵ中販連が現在展開する『適正販売店制度』や『テントリ』の普及は組織や個々の販売店の生き残りをかけた大切な事業。残された時間に少しでも多くの会員が参画できるよう、知恵を絞りながら事業推進を図りたい。『テントリ』普及のための検査体制もまだまだ不十分で、ブロックでの検査研修体制の強化などを推進し、各組合員に浸透させていきたい」

　―ＪＵ中商連では流通委員会担当の副理事長に就任した
　「流通（ＡＡ）は各県ＪＵが頭を悩ませている分野であることは間違いない。自県のＡＡでは『ノー検査』、『ノークレーム』が特徴の『０円売り切り』など、独自性のあるセリを行い、活発な競りを展開している。各商組で規模の大小はあるが、工事例を中心に『情報共有化』を推進していきたい。ＡＡ事業活性化はすなわち組合活性化にもつながる。セリ機入替や導入など、設備投資に関わる『補助金』の申請方法などについて、各商組にとって有益な情報を広く共有していきたいと考えている」

＜プロフィール＞
中野　大氏（なかの・ふとし）
１９４５年（昭和２０年）４月７日、大分県日出町生まれ、７０歳。
(有)オート中野会長。
９１年５月ＪＵ大分理事。２０１１年５月同会長・理事長。
１５年５月ＪＵ九連協会長。同６月中販連ブロック長、中商連副理事長。

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