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【JUトップインタビュー】JU広島理事長(JU中四国会長)に就任した安部 英雄氏

ひと 2015年06月25日
今期はAA事業の構造改革に注力
会社名:JU広島

 5月に行われた役員改選で、JU広島の二村義春理事長が勇退、安部英雄新理事長にバトンタッチした。二村氏は故上松倉人氏からJU広島のリーダーを託され、2期4年の任期で、組織のさらなる強化と安定化を図り、盤石なJU広島の体制をより強固なものとした。今回、安部新理事長がこれを引き継ぎ、さらなる組織活性化を図るため、将来の世代交代を念頭においた組織の基盤強化に注力する。中でもAA事業は安部新理事長のもと、『成約率』に重きを置いた変革を推進するという。安部新理事長に就任の抱負を聞いた。
 (室田 一茂)


―AA事業の変革について
 「二村名誉会長が今年1月から取り組みを開始した『魅力あるAA会場』を目指した改革においては、『成約率』が最重要ポイントとなる。『台数』を追うのではなく、成約率引き上げを目指した取り組みを今期本格化したい。前期は年間7万台強の出品台数をクリアしたが、今期は6万台になろうとも、『売れるクルマ』の集荷に努め、現在42〜43%程度で推移する成約率を早期に50%以上まで持っていきたい」

―出品車の新鮮度も成約率に大きく影響する
 『売り買い』を活発にするため、新規出品車を増やし、滞留車を減らす努力が不可欠。売れたら次々と新鮮度の高い車両が入れ替わり、好循環をもたらす。直近のAAでは新規出品が51.6%だったが、これを70%以上に引き上げるため、これから1〜2年かけ、徐々に構造改革を推進したい。1開催あたりの出品ボリュームは年間6万台水準になると約1200台。前期は1400台規模だったが、『中身の濃い6万台』を目指したい」

―故上松倉人氏の功績は大きい
 「現在のJU広島があるのは上松氏のおかげといっても過言ではない。AA会場移転の英断が組合の盤石な収益基盤を構築しており、その高い先見性が組合の成長に大きく貢献した。上松氏が築き、二村名誉会長が盤石にした組織を預かり、大役ではあるが、会員・組合員のための組織作りを精一杯頑張っていきたい」

―今回の役員改選では若手執行部の登用なども目立った
 「若手への世代交代を段階的に行うための道筋を作るのが私の役割。幸いなことに、JU広島は人材に恵まれている。今回、執行部に入った打越、澤田両副理事長をはじめ、やる気を持って組織運営に関わってくれている。組合活動を通じて『皆が伸びる組織』を目指したい」

<プロフィール>
安部英雄氏(あべ・ひでお)1947年(昭和22年)6月13日生まれ、67歳。
ピットイン鯉城代表取締役社長。
87年JU広島理事。01年副会長・副理事長(金融委員長)。15年5月会長・理事長。
15年5月JU中販連中四国連絡協議会会長。15年6月JU中販連ブロック長、JU中商連副理事長。

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