ＪＵ鹿児島（鹿児島県姶良市・新園康男理事長）は８月７日、「役員・事務局担当記念オートオークション（ＡＡ）」を開催した。タマ不足の厳しい市場環境の中、目標出品台数４５０台に対し、４８９台を集荷する底堅さを見せ、夏商戦に小売りダマを供給した。

　セリ開始前のセレモニーで中濵勲流通委員長（副理事長）は「皆さんのご協力で目標を上回ることが出来ました。夏のご商売にお役立てください」と挨拶した。

　ＪＵ鹿児島では同日、新セリ機と業務システムの入れ替えのため、業者との契約を済ませた。年末年始休暇を利用してシステム入れ替え工事を行い、ＰＯＳ席には多機能端末を導入するなど、会員利便を大幅に高める考え。多機能端末の導入は６０席程度としており、富士通フロンテック製のセリ機と電算システムの業務システムを最新設備に更新する。

　中濵流通委員長は「システムに対する信頼度とランニングコストなどを多角的に検討した。会員へのサービス向上に繋げるほか、連携するＪＵ福岡ＡＡとのパートナーシップ強化にも注力したい。ＪＵ系ＡＡが苦戦する中、組合員にしっかりと還元できるＡＡ事業を推進するとともに、組合の基幹事業として、しっかりと力をつけていきたい」とする。

　下期のＡＡ事業は、９月以降「旅行キャンペーン」を展開する方針。出品台数増強につなげるほか、組合員のＡＡ参加を促し底上げにつなげる。また、イベント開催などを積極的に取り入れる。「組合ＡＡとして、組合員の共存共栄につなげたい」（中濵流通委員長）とする。

　ＪＵ鹿児島では、今年５月の役員改選において、新園理事長が新理事長に就任。役員、組合員が一丸となった盤石な組合事業推進が特徴で、強い求心力のもと、各事業の成長を目指す。