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中部自動車販売、BCNの全株式をファンド会社に譲渡 引き続き協力関係を維持

  • 業務提携締結に握手を交わす中部自動車販売・横手社長(左)とBCN・皆川社長(右) 業務提携締結に握手を交わす中部自動車販売・横手社長(左)とBCN・皆川社長(右)
 中部自動車販売(東京都東大和市・横手弘之社長)とBCN(埼玉県深谷市・皆川亮一郎社長)は、中部自動車販売が保有するBCNの全株式を仏系ファンド会社に譲渡したことに伴い締結した業務提携契約に関して会見を開いた。

 業務提携の目的は、両社による継続的かつ互恵的な協力関係の構築・強化。株式譲渡後も引き続き中部自動車販売とBCNは協力関係を維持していくとし、BCNが提携している外部接続オークションにも変更は無いとしている。

 BCNの全株式は2013年5月31日付けで、CLSAキャピタルパートナーズジャパンがアドバイザーを務めるファンドのSunrise Capital Ⅱに譲渡。これに伴いBCNの人事を決定。BCN代表取締役社長の横手弘之氏が会長に、取締役副社長兼会場長の皆川純一氏が会場長に、CLSAキャピタルパートナーズジャパンの皆川亮一郎氏が新たにBCN代表取締役社長に就任した。

 今回の株式譲渡についてBCN・皆川社長は「中古車業界と同様に中古車流通の一部分を担うオークションも大幅な成長を望むことは厳しいと思うが開拓の余地はあり、BCNは成長していく余力があると判断。CLSA社内で検討を重ねた結果」と経緯を語った。 

 また、今後のBCN運営について5年間は投資期間と考えているとし、「これまでAA業界は出品数を重視してきた。今後は成約数と質にこだわりニーズに応じたサービスを提供し、利益を重視していきたい」と考えを示した。将来的には上場も含め海外への展開やバイクなどの新しい商材の扱いなどの可能性もあると語った。現段階では設備投資を考えていないが、7月から洗車サービスを出品店向けにスタート、質の向上に取り組む。

 中部自動車販売の横手社長はBCNとの今後の関係について「両社の関係は何も変わらない」とし、BCNの今後の事業展開についても「社員を大事にしていただくことが前提」と語った。

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