ＪＵ福井（福井市、松本富男理事長）は１１月１２日、「ＪＵ全国リレーオークション」を開催。当日は目標４５０台を上回る６０４台を集荷、成約４０２台、成約率６６．６％、平均成約単価２３万６０００円。出品台数はＰＯＳ導入後、過去最高台数を記録する盛況なセリを展開した。

　セリ前のセレモニーで松本理事長は「会員様の協力で過去最高の６０４台の出品台数をいただき感謝している。ＪＵ富山からスタートしたリレーオークションは、各商組が全力で走り切り、良い形で最終走者のＪＵ福井にバトンが渡った」と述べた。

　当日はＪＵ中販連・海津博会長、ＪＵ関東甲信越・塚田長志会長、ＪＵ近畿・財藤和喜男会長、ＪＵコーポレーション・伊藤行雄社長を始め、ＪＵ各商組、企業系オークション会場、関連企業から多くの来賓が訪れ、ＪＵ中部では全ての商組の理事長が集まる一体感を見せた。

　来賓あいさつでは、ＪＵ中販連・海津会長が「リレーオークションの協力に大変感謝している。松本会長を始め、新記録は皆様の努力の結晶だと思う。ＪＵでは現在ＤＸを推進している。今後、皆様の役に立てることを進めていきたい」と述べ、続いて、ＪＵ中販連・奥村悦二流通委員長が「新記録は事務局スタッフ、役職員、組合員が一体となったことで生まれた」とあいさつを行った。

　取材の場で松本理事長は「第６走者まで大きく達成する中、アンカーとしてプレッシャーを感じた。全５支部が目標を達成し、職員が一体感を持って取り組んだことが、新記録につながった」と語った。　

　前日には、坂井市の料亭で来賓、関係者含めて５６名が参加する交流会を開催。冒頭では、松本理事長が参加の御礼とともに、過去最高出品台数の報告を行い歓声が響いた。ＪＵ中販連・海津会長の来賓あいさつに続いて、荒井商事・荒井寿一会長が謡曲を吟じ、ＪＵ中販連・奥村流通委員長が乾杯の発声を行った。参加者には１１月６日に漁解禁となったばかりの越前ガニが振舞われ、終始和やかな会となった。