ＪＵ広島（安部英雄会長・理事長）は１２月６日、広島県に対しアルコールハンドジェル１４万４０００㍑を寄贈した。県では県内小中学校や医療関連施設などで感染症予防対策に活用する考え。ＪＵ広島とイトウ（北九州市小倉南区、伊藤英二代表取締役）が協力し、５００㍉㍑入りのアルコールハンドジェル２８万８０００本を無償提供した。

　６日には安部会長・理事長ら執行部や伊藤氏が広島県庁を訪れ、寄贈式を開催した。安部会長・理事長から湯﨑英彦広島県知事に目録が手渡された。湯﨑知事からは安部会長・理事長と伊藤氏の感謝状が手渡された。寄贈式会場には、多数の地元マスコミが駆け付けるなど、新型コロナウイルス感染の第８波の兆候が顕在化する中で、広島県内での関心の高さが窺える。

　寄贈式で安部会長・理事長は「全国１万１０００社超の会員数を誇るＪＵは、設立から５０年余りを数える歴史ある団体です。次の１００年に向けて、総額表示に向けた取り組みをはじめ、業界健全化のために日夜研鑽しているところです。こうした中、コロナ感染拡大の第８波が年明けにもピークを迎えるとされる中で、少しでも感染を抑えられるよう、県内各施設に消毒用ジェルの提供することを決めました。広島県内の小中学校、医療機関に役立ててもらうことはもちろん、広島県民の皆さんにご活用いただければ幸いです」と寄贈に対する思いを話した。

　湯﨑知事は「１０月下旬以降、県内感染者数は増加傾向にあります。いただいたアルコールハンドジェルは県内の小中学校や医療機関など、希望を受けた施設に順次配布させていただきます。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。

　ＪＵ広島のオートオークション会場（北広島町）では、来場会員へのアルコールハンドジェル無償配布を行っている。会員店に配布することで、社員や来店客の感染予防につなげるなど、各方面から感謝の声が寄せられている。また、１１月１９、２０日の２日間、広島市南区で開催した中古車フェア会場においても来場者に無償配布した。