JU広島の上松理事長が再任推薦を辞退し勇退を決意、初代名誉会長へ - グーネット自動車流通

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JU広島の上松理事長が再任推薦を辞退し勇退を決意、初代名誉会長へ

店舗情報 2011年06月13日
バトンを渡した二村義春理事長と握手を交わす上松倉人名誉会長

バトンを渡した二村義春理事長と握手を交わす上松倉人名誉会長

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JU広島(広島県中古自動車販売協会・広島県中古自動車販売商工組合・広島県北広島町)は、5月19日に開催された通常総会で上松倉人会長・理事長(68歳)が突然退任を発表、会長・理事長に前副会長・副理事長の二村義春氏が選任された。
「上松会長退任」の一報は、全国の上松氏を知る中古車業界関係者を一様に驚かせた。その大きな理由は、4月の理事会で全役員から「もう一期は上松会長にやってもらいたい」と説得され、二村副理事長を会長代行の役割を担う筆頭副理事長として広島のことを二村氏に任せる体制が決定していたからである。
突然の退任理由について上松倉人理事長は、「私は『卒業』だと思っている。理事に就任して28年(理事5年・副会長13年・会長10年)、常に組合員と組合事業の発展を考え、仕事時間を9時から17時とすると、一日の中で10分も頭を離れることはなかった。これは他の県の組合の理事も同じと思うが、組織の役員を務めるということはそれくらいの真剣さと熱意がなければならない。
私はこれまで人生の大半を組合事業の発展のために費やしてきた。また副理事長の支えがあったからこそ、職責を全う出来た。私は常々、長年支えてくれた副理事長に理事長をやらせたいと考えていた。JU広島の副理事長は全員が『プロ中のプロ集団』、私が会長を降りても心配するようなことは何もない。今後は二村理事長に一任し、自分の時間も大事にしたい」と語った。
●人物像
上松倉人氏は23歳で独立後、自動車・整備業界において卓越したリーダーシップで広島県の業界発展に寄与し、業界内のトップリーダーの一人として名が轟く人物。二村会長を始め同氏をよく知る人達は、「大胆にして緻密、思いやりに富み、行動力もある有言実行型のリーダー。誰からも信頼を受ける人望の厚い人柄で、業界内の重鎮として業界の振興に貢献し、地域の発展に尽力してくれた」と称賛する。理事長職を降りたといえ、理事・名誉会長として、これからも業界での活躍が期待されている。

【上松倉人名誉会長退任インタビュー】

●在任時代を振り返って
 28年間という月日は長く、あまりに多くのことがあり過ぎてどれが一番の思い出ということはない。そのすべてが財産。あえて一言で言うなら「楽しかった」という言葉が適切な表現だろう。
 これまでも理事会で私が下す判断(答え)は、理事会で反対されたことが一度もなかった。誤解しないで頂きたいのは、決してワンマンということではなく、それだけ他の役員が私と同じ経験を積み、物事に対し同じレベルの判断力が備わっているということだと思っている。今後は相談等があれば受けさせて頂くが、JU広島のことは全て二村会長ら役員(正・副会長)に任せていく。

●組織づくり
 私は自分の会社経営と同じように自信を持ってJU広島の陣頭指揮を執ってきた。おそらく他の県では行っていないと思うが、毎週、正・副会長会議と月に一度の理事会を開催し、業績など全て情報の共有化を図ってきた。この定例会議で全役員の意思の疎通が図れ、皆の信頼関係と円滑な人間関係が構築されたと思っている。

●JU中販連への要望
 私が見る限り、税制・法制、その他の会員指導など中古車業界で起こる諸問題に対し、現場からその対応策などを提案しているケースがある。私自身、過去にオークション相場のユーザー開示などで対策を求めた。しかし、現場から問題を提起されて対策や案を提示するのではなく、先に本部が現場に指示を出し、ブロックや県に対して強く指示を出すことがあるべき姿だと思っている。オリコのクレジットキャンペーンなどの目標達成額を含め、現場に遠慮せずどんどん指示を出し、もっと本部としての存在感を強めてもらいたい。

●贈る言葉
 私はこれまで当り前のことを当たり前にやってきた。何事も公私を区別し、公のために尽くせば皆が応援し、支えてくれる。新体制になった『JU広島』のこれからの発展に期待している。

【上松氏の主な功績】
 昭和58年、広島県中古自動車販売協会・広島県中古自動車販売商工組合(JU広島)の理事に就任、以来、主要委員会の委員長を務め、組合事業の発展に貢献し、その力量は組合員の注目するところとなる。
その後、組合運営の活性化を図るため、総務委員長就任時に組合事業の中心的役割を果たす組織として青年部を新設した。  
昭和63年副理事長に就任後、平成2年1月に1000台が収容可能な立体駐車場を完成させた。
平成4年10月中国運輸局広島陸運支局より認可された封印受託認可に尽力、平成9年にはJUローンの普及に努め年間ローン取扱高170億2200を記録(過去最高)、小売振興と組合員の資金繰りと金融事業の拡大に貢献した。
平成13年5月、第4代理事長に就任、同年8月にオークションの映像化、9月にUSS社の衛星オークション(USS‐JAPAN)と接続、同10月にはJU島根と業務提携などを一挙に行った。またJU愛媛との提携、平成20年5月に北広島町へオークション会場の移転と、次々に大きな決断を下し、現在のJU広島の基盤を作り上げた。
さらに小売振興策の一環として、「JU中古車ジャンボフェア」の定期開催、営業セミナーの開催、リサイクル法・古物講習会などの勉強会を主催、税制面では平成16年1月より広島県内の各市(町)の市長(町長)に「商品軽自動車税の課税免除」陳情し、県内の福山市・呉市・安芸太田町・北広島町・三次市・安芸高田市・東広島市・廿日市市・庄原市で実現させるなど、会員の経営支援にも取り組んだ。
組合以外では、昭和50年1月に設立された自動車整備業者によるロータスクラブの設立にも携わり、全国1600社のサービスネットワークづくりに寄与した。また平成元年には、マツダが新チャンネルの一つとして設立したマツダ・オートザムに携わり、北は北海道・網走から南は沖縄・宮古島までメーカーの担当者と一緒に足を運び、全国で944店舗の加盟を実現した(当時、年間の販売は10万台を記録)。

【経歴】
昭和18年1月生、昭和41年8月共盛自動車工業創業、昭和53年8月ひわまり設立、昭和59年11月カージャンボ協同組合設立(理事長就任)、平成8年7月広島ジャガー販売設立、平成9年7月安芸カーリース(バジェットレンタカー広島)設立、同月西条プラザ設立、平成12年4月マグナム(マリンハーバー吉浦)設立、平成12年9月エコテクノ設立、現在に至る。

【団体役歴】
●昭和58年5月、JU広島(広島県中古自動車販売協会・広島県中古自動車販売商工組合)理事、昭和63年5月同副理事・同副会長、平成13年5月・理事長・会長、平成23年5月理事・名誉会長就任(名誉会長ポストはJU広島として初)。
●平成2年5月、広島県自動車整備商工組合監事・広島県自動車整備振興会監事、平成10年5月同理事、平成14年5月同副理事長・同副会長、現在に至る。
●平成7年5月、広島県自動車車体整備商工組合 
副理事長、平成17年5月同理事、現在に至る。
●平成11年1月、山陽自動車整備厚生年金基金理事、平成14年9月同理事長、現在に至る。
●平成19年4月、JU中販連副理事長・中国四国連絡協議会会長。
●平成21年5月、JU中販連(日本中古自動車販売協会連合会・日本中古自動車販売商工組合連合会)副会長。


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4、4.5点

【抽出価格条件】

直近価格が500千円以上

【抽出台数条件】

毎月50台以上の流通が過去6ヶ月連続していること