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NAA福岡(福岡県久山町、太田憲男社長)は8月20日開催の「映像リニューアル記念オートオークション(AA)」から、業界初の下回り画像などを新たに導入する。これまで外装2枚、内装3枚の合計5枚だった出品車画像を外装4枚、内装3枚、下回り3枚の合計10枚に倍増させる。撮影設備を一新して、スマホやタブレット端末での拡大表示など想定した高精細画像にリニューアルする。出品車の状態を画像10枚でしっかりと開示することで、これまで以上に外部からも安心して買える環境を整える。
今回のリニューアルに際し、業界初採用として注目が集まる下回り画像撮影は、メディアリンク・アイ(東京都港区)がシステムを構築した。専用の下回り撮影用カメラは撮影室床面に設置して、車両が通過するとセンサーが感知してスキャナーと同じ仕組みで撮影する。提供される画像3枚は車両の下回り全体の1枚と車両の前後を等分した2枚。下回りのサビや突き上げによる凹凸など、現車下見でも見落としがちな部位を丁寧に開示する。
同社では「良い車が安心して買える会場に」とするように、日産系ディーラーからの良質な出品車の情報を国内小売りや輸出など、幅広いバイヤーに開示することで、活発な応札につなげる。
こうした画像は会場端末とN@bid(ナビット)、自社webから閲覧可能。
今回は下回りカメラの採用のほか、新型のカメラにリニューアルしたことで、鮮明な内外装画像を提供する。下回りカメラは撮影プロセスに組み込み、作業の手間が変わらないという。撮影室のリニューアル工事は7月23日からスタートし、カメラ機材を一新したほか、撮影室壁面を綺麗に塗装した。新カメラでの撮影自体は8月6日開催の「ライブ接続記念AA」からスタートしている。夏季休暇期間中を利用して業務システムの改良を実施するほか、撮影室の高速シャッターなどを設置する。20日の記念AAから、新撮影システムの本格稼動となる。
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