吉田多孝社長「平成31年年頭あいさつ」/ヤナセ

吉田多孝社長「平成31年年頭あいさつ」

企業・団体 2019年01月08日

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「ヤナセブランド」を輝かせ続け、多くの顧客に魅了し続けられるために

会社名：ヤナセ

仕事始め式で年頭のあいさつを述べる吉田社長

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　ヤナセ(東京都港区・吉田多孝社長※)は１月５日、仕事始め式にて従業員に向け、年頭あいさつを述べた。

　以下、吉田社長年頭あいさつ要旨

　ヤナセ、ヤナセグループの皆さんは、良いお正月を迎えられたことと思います。
　ヤナセは今年、創立104周年を迎えます。そして、1919 年に芝浦工場を建て、この地で営業を開始してから今年で 100 年です。その間、世界大戦や関東大震災など幾多の困難も含め、さまざまなことが起こりました。

　現在、自動車業界がCASE、MaaSなど100年に一度の大きな変革期にあるといわれる中、2019 年もさまざまなことが起こると思います。今年は消費税増税も予定されていますが、かつて増税時に消費が落ち込んだことを教訓に、政府は新しい税制案を検討しています。そのため増税の影響はあまり受けないと期待していますが、慌ただしい一年にはなるでしょう。
　
　昨年末から米国トランプ大統領の政権運営に対する不安や、世界経済の先行き不透明感が日米を揺さぶり、日経株価に不安定な様相を呈しています。このような景気不透明感が、自動車販売にどのように影響をもたらすか注視していく必要があります。

　しかしながら、「クルマはつくらない。クルマのある人生をつくっている。」というコーポレートスローガンのとおり、車を売り、アフターサービスをし、お客さまに喜んでいただく、というヤナセの姿勢は変わりません。自分たちがやるべきことをしっかりと理解し、ぶれることなく豊かな社会をつくっていきましょう。

　今年は「働き方改革」にも取り組みます。働きやすい環境で仕事の効率を上げ、ONとOFFを切り替え、充実した一年にしてほしいと思います。人員体制の面では雇用拡大も課題ですが、今ヤナセでがんばっている皆さんにもう一段階スキルアップしてもらうと共に、会社としてはこれまで以上にITを導入するなど、無駄なく効率良く日々の仕事に取り組めるような施策を打ちたいと考えています。

　昨年実施した「従業員意識調査」の結果から、社内のコミュニケーションが必ずしも十分でないことが分かりました。社内のあらゆる場所で双方のコミュニケーションをさらに充実させ、社内の　風通しをさらに良くしていかなければなりません。例えば、現在作業中の 2019年度の経営計画が、会社が求めるものと現場の現状にギャップがあるとすれば、それを埋めるための議論を徹底することが重要です。議論がなければ、不安と不満だけが残り、ヤナセは高いレベルに到達できません。今後、市場環境の厳しさは覚悟しなければなりませんが、ヤナセの底力が発揮できるよう社員がお互いに信頼し合い、双方のコミュニケーションをさらに充実させ、目標達成に向け全社員が一丸となってチャレンジしましょう。

　私が思うヤナセと同業他社との違いは、ヤナセは300拠点を超える全国ネットワークを持ち、世界で評価の高い複数のブランド車を取り扱っている、国内唯一の会社であるということ。「ヤナセ」という社名だけで「全国で輸入車を取り扱っている会社」と多くの人にイメージしていただけるのは、価値のあることです。ヤナセはたくさんのお客さまに支えられ、100年以上の歴史で培ってきた素晴らしいブランド力がある会社だということを、全社員に認識してほしいと願っています。

　私たち社員が、ヤナセで働いていることに自信と誇りを持つこと。そして、お客さまだけでなく会社の仲間に対しても「感謝の心」を持つことで、笑顔やコミュニケーションが増えて職場の風通しが良くなり、コンプライアンスの意識も高まるでしょう。ヤナセが一つのチームとなって意志を統一して進んでいくことが、どんなときでも大切です。それにより「ヤナセブランド」は輝き続け、多くのお客さまを魅了し続けられると考えています。自分の仕事・職場・役割を信じ、お客さまから信頼される人を目指して、皆で一丸となって取り組んでいきましょう。

　今年、ヤナセ取り扱いブランドは多数の新モデルが導入される予定です。それも追い風にして昨年の後半からの勢いを継続し、今期の決算を仕上げて本年4月からスタートする来期のさらなる業績向上につなげていきましょう。

※『吉』は土に口

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