経済産業省視察団来訪/ＪＵ埼玉オートオークション

経済産業省視察団来訪

企業・団体 2016年07月21日

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会社名：ＪＵ埼玉オートオークション

経済産業省視察団との意見交換会

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　経済産業省製造産業局自動車課は７月19日、河野太志課長、高橋一幸課長補佐、和田浩明係長、磯部賢太郎係員、名取千和係員の５氏でＪＵ中販連の武藤孝弘専務理事の案内でＪＵ埼玉を訪れ、開催中のセリ状況をはじめ、ＡＡ流通の現場を視察した。当日はＡＡ開催前のセレモニーで河野課長が挨拶に立ち、中古市場の重要性について述べ挨拶とした。

　一行は場内を視察した後、役員室でＪＵ埼玉ＡＡの小川逸樹取締役名誉会長をはじめ、鷹林康裕社長、協会・商組を代表して薄辰美会長・理事長らが出迎え、心から歓迎の意を示した。

　会場視察後の意見交換会冒頭で、ＪＵ埼玉薄会長・理事長は「埼玉には協会、組合員が合計で５２０社ある。最も大変なことは販売がおぼつかない、車が売れないということだ。オークションのほうも新車販売が苦しいという状況の中、自動車関連機関や業界等、協力しあいながら、今後も自動車業界の発展のために我々も尽くしたいので、視察も含めてご協力をお願いしたい」と述べた。

　続いて、ＪＵ埼玉ＡＡ鷹林社長は「我々２５００社の会員がいる中で、ここ数年は大変厳しい年を迎えている、世界情勢の変化、輸出環境も大きく変わっており、成約関係も落ちている。厳しい中だからこそ、それをどう乗り越えるのか、経済産業省の方々と知恵を出し合いながら、環境の変化に対応をしていきたい。我々にとって最も大切なことは、消費者保護になる。オークションを通じて、その点をしっかりやって行きたいので、是非ご協力をお願いしたい」と述べた。

　経済産業省河野自動車課長は「業界において、今起きている問題は何か、また課題を解決するためには、どのような政策が考えられるかを検討していきたい」と挨拶した。

　小川名誉会長は「平成９年から２１年まで１２年間、ＪＵ中販連会長を担当しましたが、その間、経済産業省には格段のご指導を賜りました。特に消費者保護をテーマとした健全な業界組織が形成されました。省の力があってこそとあらためて感謝しております」と謝辞を述べた。

　話題は、中古車業界、中販連の歴史について言及。「オークション業界は昭和40年代に設立された。日本では行政の指導により業界組織を作り、価格の合理性や消費者保護について積極的に取組んできた。一方、米国は日本のような業界組織が確立されていない事から無秩序な販売が横行し、ユーザーから信頼を失ったと思われる。日本の中古車流通は世界のスタンダードと、高く評価されており、今日の発展に繋がっている」と語ると、河野自動車課長は「米国の場合は、中古車事業者の信頼が低い事から、個人売買が多く、流通もコンピューター化されていないということが考えられる」などと話した。この他、話題は多岐にわたり、活発な意見交換が行われ、行政と業界の相互理解が深まった。

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