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中古車買い取りフランチャイズチェーン(FC)のユーポス(大阪市西区・柏原隆宏社長)は2014年度に入り、新規10店舗を出店し、全国76店舗まで加盟店ネットワークを拡大した。年度末にかけ、さらに5店舗程度の新規出店を予定している。今年度の新規出店の中で特に顕著なのは、地域での認知度が高く、車販や整備で多くの顧客を抱える「大手事業者」によるFC加盟や増店が多い点だ。基盤事業を高めつつ、新規顧客の拡大や経営基盤の強化につながる新事業として、「中古車買い取り事業」が注目され、関西エリアを中心としたユーポスの知名度や、リスクが少なく開設当初から黒字経営を目指すことの出来るビジネスモデルが広く受け入れられた格好だ。
こうした新規出店加速の中で、11月にはウィード(兵庫県三木市・森本光則社長)が「ユーポス三木店」をオープンした。同社は主力とするコンプリートカー販売の分野で、全国区の人気を誇るが、インターネットなどの情報インフラに頼り過ぎる経営体質に危機感を抱いての事業分野拡大を模索していた。同社は2013年に鈑金・塗装部門を移転し大幅に拡張、14年3月にはスズキのサブディーラー「三木スズキ」をスタートした。ユーポス出店はこうした地域密着営業の一環で、ネット中心の全国販売に危機感を抱き、地元での足場固めを推進している。森本社長は「元々車販が80%、車検・整備等が20%という売上バランスだった。この構成比を逆転させることで、経営基盤を盤石にしたい。スズキ車販売とユーポス出店をこの足がかりとしたい」と話す。同社では、車販事業における付加価値訴求と合わせ、「地域で一番求められる会社」(森本社長)を目指し、地域密着の営業基盤強化を推進する。ユーポス店の増店も予定しており、「全国区」から「地域一番店」への変革を行う。
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