販売店レポート／カワイオートサービス　川合謙治氏

ひと 2011年11月10日

夜でも昼間のように明るい店舗外観

創業４１年。
現在７年連続大阪府のスズキアリーナ店の中で売上台数第１位を続けている大阪府堺市のカワイオートサービス。代表の川合謙治氏に商売繁盛の秘訣を訊ねると　
「『お客様を大事にして喜んでもらい出会いを大切にする』に尽きる」
このままでは３分で取材が終わってしまう。
さらに食い下がって本当にそれだけでお店が経営できるものなのかと聞くと
「車の販売はそれだけで充分。しかし経営となると話は別。『努力』『研究』『反省』が必要。つまり目的は顧客満足度向上で手段が３つの項目。これを実践すれば必ずお客様に喜ばれ、商売の波に乗れます」
と川合氏は満面の笑顔で語る。

確かに店舗の外観を見ると新車半額支払い・レンタカー・オリジナルカスタマイズカー・買取り・新車販売など自動車販売のありとあらゆるサービスの看板がところ狭しと掲げられている。

「常に販売に関わる新しいサービス情報を集め（努力）、研究（導入）、状況把握（反省）をおこなうことで自分のお店にあったサービスが見えてくる。自分のお店に合うサービスとは何かというと、来店いただくお客様が喜ぶサービス。多種多様なお客様の要望に応えた結果、軽自動車から大型車まで、過去全メーカーの車を取り扱って販売・メンテナンスしてきた。本当の地域密着とは新車・中古車販売から整備鈑金までのサービスを一手に提供できないと実行できないサービス」

確かに同社は整備・鈑金工場・アリーナ店（新車ディーラー）、中古車展示場の全てが揃っている。
新車を販売、整備して中古車を販売して顧客を作る。
鈑金工場から始めてお客様の要望を聞いているうちに自然と今の形になったとのこと。

しかし、これでは一般的なディーラーではないかと聞くと
「アリーナ店とは殆どが個人経営で直接メーカーから小型車を仕入れる販売権をもっているお店。経営者の色が出やすいという店で通常のディーラーと一線を画す。例えば年に数回実施する大商談会は６人の営業スタッフで企画立案、チラシも自分達で作成。時間もかかるし、何よりも面倒だが、その代わり心のこもったイベントになる」

実際に作成したチラシを見ると、詳細情報がこと細かく書かれている。スタッフ全員の想いがつまっている感じである。

店舗外観もお店からのメッセージにあふれている。
そして派手である。幅15㍍に及ぶネオンに飾られた自動車。
横断幕・ノボリ・照明など逆立ちして見ても車屋さんにしか見えない。

「派手というのは目に付くし、分かりやすいということです。車を購入するお客様は常に真剣、情報に飢えている。私達は常に新しい情報を様々な方法で提供していきます」
と語る川合氏の目も真剣そのものであった。

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