2011年3月のAA相場は、下落傾向で推移しました。
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による大震災により、首都圏以北は大変な被害に遭われました。自動車業界も同じく、生産工場やオークション会場なども震災により、復旧の目処が立てられないところも多く見受けられます。 そんな中、オークション相場も大きな影響を受けています。ここ数週間の高止まり相場から、震災の週に入るとAA相場指数が5万円も急落しました。この相場変動は、流通による需供の変動以上に、社会心理的な動きによるものが大きく影響しているものと考えられます。 今後は、復興に伴う需要の高まりにより、相場は上昇していくものと予測しています
04月 | 05月 | 06月 |
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・需要期後はボーナス商戦を見据えた動きへ ・価格重視を踏まえて中低年式ニーズがUP |
年度内の需要期が一巡し、4 月まではコンパクトクラスに偏っていた在庫車両の整理が進むことから、下落相場となるのが例年の傾向です。しかし、5月に入るとレジャー需要やボーナス商戦を見据えて在庫バリエーション拡充の動きが加速します。しかしタマ不足による在庫放出による相場推移が例年に比べると弱いと予想され、排気量や年式、グレードといった要素がある程度妥協ポイントになると考えられますその結果、良質な高値車両よりも買い得感の高い価格での小売が可能な車両への引き合いが強まると考えられます。また5月及び6月は輸出需要に伴う高値落札が本格化し始める時期でもあります。