2011年9月のAA相場は、下落傾向で推移しました。
例年であれば、7月まで相場上昇、8月のお盆休みに一旦下落、9月に8月下落した分だけ戻るというのが、これまでの一般的な相場推移でしたが、今年は下落が続いています。震災により6月まで上昇が続き、その後下落が続いていますが、通常9月に上昇する分よりも、その後の下落している分が大きく、相殺されてしまっていると思われます。現在の全体相場水準は、今年の年始頃の水準まで戻っています。震災後に急騰していた、軽自動車やSUV系も、まだまだ下落が続いており、特にSUV系の下落が大きくなっています。
今後も、年末に向けて下落基調で相場推移するものと思われます。
10月 | 11月 | 12月 |
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・通常レベルに相場が落ち着く ・輸出車両は下落継続のリスクあり |
9月度における東日本大震災の影響によって生じていた相場上昇の抑制は一部SUV、軽自動車カテゴリを除いては上昇傾向に推移し落ち着きをみせました。
現在相場下落が続いている通り、相場水準は例年のレベルに近づいてきております。
今後の予測としては、例年通り緩やかな下落幅に収束することが推測されます。また、輸出車両に関しては、貿易のストップがかかっているものもあることから輸出車両に限っては下落が継続するリスクが考えられます。