2012年8月のAA相場は、下落傾向で推移しました。
7月の新車販売は引き続き好調に推移しています。新車販売増に伴う下取車両の増加により、AA出品台数も増加しています。ただし、台数の増加に需要が追いつかず、落札率、成約単価は高まっていません。また、軽自動車の新車販売は更に好調に推移しており、4月から7月まで単月での販売台数が、過去10年で最多が続いています。
8月に入ってもエコカー補助金が続いており、新車販売も好調に推移すると思われますが、補助金終了時は、それに伴う反動が考えられます。
AA市場においては、反動によるタマ不足が懸念され、特に軽自動車の相場動向に注意が必要と思われます。
09月 | 10月 | 11月 |
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・8月お盆の下落は例年通り ・駆け込み需要も反動も少ないか |
8月は、お盆前後の需要低迷期に下落しており、概ね例年通りの動きとなっています。エコカー補助金の終了間近と見込まれ、新車の駆け込み需要が高まる時期となります。前回の補助金終了前は、新車の駆け込み需要と共に中古車相場も上昇が見られましたが、今回は補助金の補填がある場合もあり、混乱は少ないようです。
9月以降は、中古車への需要転換に加え、下取り車の減少により、タマ不足感が強まる可能性がありますが、反動が少ないことで、これらの上昇圧力は強いものではないと想定されます。従って、今後の年末の下落時期は、下落が若干弱まる程度となると考えられます。