2010年12月のAA相場は、上昇傾向で推移しました。
通例であれば、年末に向けて下落している相場ですが、今年はその傾向がうかがえません。AA相場指数100万円も目前で、突破すれば中古車輸出に沸いた2007年以来3年ぶりとなります。エコカー補助金終了後、新車販売台数は、前年同月の約7割程度(10月73.3%、11月69.3%)となっており、代替車種の減少からAAへの出品台数も大きな影響を受けています。それに対し、中古車登録台数は、ほぼ前年同月を維持していることから、少ないタマを取り合っている様子が伺えます。
この供給不足は解消の見通しも立たないことから、しばらく不安定な相場が続きそうです。
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・需要期を前に相場に回復の兆し ・底値水準で相場下落は緩やかか |
年末の放出時期に比例し、1月は下落傾向が進むと見込まれます。但し、現在上昇しているものもあり、2月からはさらに相場の盛り上がりが予想されます。年度末に購入するユーザーは多く、仕入れが集まり上昇する時期です。加えて、状態の良いものや低価格志向のものに需要が偏り、相場が二極化すると思われます。
高年式低走行距離の車両が高水準での相場、及び上昇傾向での推移が見受けられます。但し3月からは、下取りや在庫の放出が増え、下旬を中心に相場が下落する時期です。