例年通り2月中旬から始まる相場の下落は4月の中旬まで続き、その底打ち後上昇相場へ転じています。相場変動推移の傾向は例年通りであるものの、現在の中古車相場の水準は例年に比較して高い水準で推移しています。 エコカー補助金の終了に伴い、新車から中古車へ需要が戻った事が考えられます。
また昨年末から進む円安により、中古車輸出も好調に推移し、4月の輸出抹消登録台数はその時期にしては珍しく10万台を突破しました。その影響もあってか、SUV系車種も呼応するように相場が上昇している傾向が窺えます。
今後はAA全体の相場としても緩やかながら上昇傾向が続くと思われます。
06月 | 07月 | 08月 |
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・4月後半より顕著な上昇基調へ ・輸出の活況により高め相場が続く |
2013年5月は、GW後は顕著に上昇となりました。3月から4月上旬までは下落相場でしたが、下旬以降は上昇へ転じています。 例年と比較し、今年に入り相場の上下動がやや大きい傾向がありますが、主に同時期の輸出の増減の影響を受けていると考えられます。今後は、この極端な変動は緩まると考えられ、例年通り夏ごろまでは上昇基調が続くと考えられます。 加えて、昨年のエコカー補助金終了以降も中古車需要は堅調であること、今後しばらく円安が定着する場合、引き続き輸出が活況であると考えられること、などを要因として、相場は成約率と価格水準が高めの状況が予想されます。