2012年10月の中古車相場情報

2012年10月のオークション相場

年末に向けて下落開始

　２０１２年１０月のＡＡ相場は、下落傾向で推移しました。
　エコカー補助金が終了し１ヶ月経過しましたが、前回のような相場上昇も見られていません。２年前と違い、大きな駆け込み需要も見られなかったこともあり、新車販売台数も緩やかに推移していることが原因と思われます。その為、販売に伴う下取車両の台数推移も緩やかに推移していると考えられ、ＡＡにおける相場変動も例年通り９月をピークに下落が始まっています。
　今後に関しては、補助金終了により下取車両が減少していることもあり、ＡＡ市場でのタマ不足が続くとは思われますが、例年の年末に向けての相場下落を覆す程ではなく、緩やかな下落で推移するものと思われます。

拡大

相場予想図

11月	12月	01月

・１０月は中旬より例年同様の下落・中古車に需要が戻り比較的堅調な推移か

中古車需要は堅調　相場下落は緩やかか

　１０月は、年末に向けた需要低下を反映した下落基調ですが、エコカー補助金の終了による中古車のタマ不足で、需要が底堅いジャンルは堅調な相場となっています。
　２０１２年９月の新車販売実績は、登録車・軽自動車の合計は前年同月比９６．６％と減少しています。一方、中古車は、前年同月比で１００．７％と比較的堅調で、需要が先食いされ減少するなか、中古車へ一部需要が移行したようです。
　これまでの状況は、前回の補助金終了時と似ているものの、駆け込み需要は少なく、今後年末年始に向け、例年通りの相場下落がやや弱まる程度となることが考えられます。