2013年1月のAA相場は、上昇傾向で推移しました。
12月は年末に向けて下落を続け、年明け後は例年通り上昇傾向の相場推移となっています。ただし、例年では2月までの上昇幅は、12月における下落分と概ね同じ変動幅であるのに対して、今年は1月中旬時点で既に12月の下落分を上回る上昇を示しています。エコカー補助金終了の影響による下取車両不足が引き起こす上昇がまだ続いていると思われます。
この傾向は2年前のエコカー補助金終了後の推移と同傾向となっています。ただし、変動の幅は2年前程大きくはありません。また2年前は2月の下旬まで上昇の後、下落しており、程度の違いはあるとしても、近く下落相場へ転じると考えられます。
02月 | 03月 | 04月 |
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・成約率が高い状況が継続見込み ・2月以降も相場は高め傾向か |
2013年1月は、12月の相場下落の反動で上昇傾向です。エコカー補助金後は、中古車販売は堅調に対し、新車販売は対前年を割り込み、中古車市場に流れるタマが不足し、需要が勝っている状況が続いています。そのため、1の上昇も例年より大きめとなっています。
2月は仕入れが活発化する時期ですが、中古車の供給量の大幅増は考えにくく、現在の上昇圧力が高めの状況は続くと見込まれます。従って、前回の補助金後と同様、例年より高め相場となる可能性があります。3月以降も相場は高めが想定されますが、需要期が落ち着くこと、 年度末の在庫整理のため、 相場は下落となると思われます。