2012年12月のAA相場は、下落傾向で推移しました。
エコ カー補助金の終了から3ヶ月経過しました。中古車市場においては10月中旬より緩やかな上昇が続きましたがようやく下落に転じています。2年前の前回と違い新車の大きな駆け込み需要もなく、11月新車販売台数の前年同月比は、登録車・軽自動車共に100%前後で、落ち込みは見られません。ただし、好調なのはN BOXやアクアなどの特定車種に偏っています。実際、他の新車販売台数は多くの車種で前年同月比を大きく下回っています。これら車種は個性の強さから直接のライバ ルは不在と考えられ、他カテゴリ車種からの代替も進んでいると考えられます。
年始は、上昇相場を推移すると考えられます。
01月 | 02月 | 03月 |
---|---|---|
![]() |
![]() |
![]() |
・状態が良いものに需要が集中傾向 ・中古車需要は堅調でタマ不足感 |
2012年12月は、高めの相場で推移しています。
11月後半から12月初旬は顕著な上昇となりました。中古車の販売実績は比較的堅調で、依然として需要は底堅く、補助金による需要の先食いの影響は見られません。中古車市場では、状態が良いもの、人気カテゴリを中心にタマ 不足の状態となっているようです。結果、成約率が高まり高め相場で推移しました。
しかし、12月中旬にかけ下落の傾向が見え始めており、すでに年末の需要減の影響が現れているようです。
基本的にはタマ不足感が強い状況が続く可能性が高く、年末年始の後は、再度需要期に向けて相場が上昇局面へ入ると思われます。