2011年8月のAA相場は、下落傾向で推移しました。
6月に入ってから下落が続いています。概ね311の震災以前の相場水準にまで近づきつつあります。ジャンル別で比較しても、どのジャンルとも下落傾向には違いありませんが、震災前の相場水準と比較すると差があり、軽自動車、クロカン・SUVのカテゴリでは、既に震災前レベルを下回っています。軽自動車においては、一時期に比べて需給のバランスが整いつつあるものと考えられます。SUV系に関しては、これまで輸出が多かったことから、原発事故の影響により、海外からの需要に影響が出ているとも考えられます。今後は、年末に向けて下落基調で相場推移するものと思われます。
09月 | 10月 | 11月 |
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・新車生産が回復したことによる下取り需要 ・年末下落傾向の動きもみられる |
東日本大震災の影響によるオークション相場の高騰も、一段落し国産新車の生産体制も回復の見通しがたち、新車・中古車需要も今後より一層活性化されると思われます。その中で、震災における一部コンパクトカー・軽自動車ジャンルの高騰傾向は終息を迎え、国内需要は以前高い水準があるものの、一定の高騰傾向の動きが落ち着いた様に思えます。今後、年末に向けた下落傾向の推移が伺えると思われます。直近の動きでは、上昇傾向にはならないものの、横ばい推移を続けており例年の年末に向けた動きを鑑みると下落推移に転じると思われますが、すぐに下落推移とは成らずに少しずつの推移に留まるものと考えられます。