2010年8月のAA相場は、お盆休み迄は上昇、その後は一段落という推移をしました。
新車市場を活性化させていたエコカー補助金は、延長の要望もありますが9月で終了の見込み。10月~12月の新車販売台数は、補助金による需要先食いもあり、リーマン・ショック直後と同水準との見通しも聞かれます。
9月14日に民主党代表選が行われますが、事実上の次期首相を決める選挙になります。最近の急速な円高、株価下落も重なり、経済対策を熱望する各業界からの声も強く、新たな政策が打たれるかもしれません。
AA市場では、下取減少によるタマの減少、13年落ち以降車種の復活など、クルマの流れが変わります。動向に注意しましょう。
09月 | 10月 | 11月 |
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・相場は上昇と下落が混在し比較的堅調 ・大量の下取り車が出回り相場下落の可能性も |
全体相場は、上下の動きが混在しています。例年8月はお盆の影響で卸相場は低調ですが、今年は上昇しているものも見られ、大きく落ち込む様子は無さそうです。新車販売に対しては、エコカー補助金の影響が大きく、8月25日現在の乗用車販売台数(軽自動車と輸入車除く)は昨年の同時点に比べ73%増加し、補助金の申請金額が日を追うごとに増えています。9月末の補助金終了後は、新車に偏っていた需要が中古車需要へ回復する期待感があります。しかし、中古車相場に乗り換えによって発生した車輌が増えることで、年末の下落に加え、さらに相場下落へ繋がる可能性があります。