ＪＵ静岡（静岡市葵区、小野田泰祐理事長）は３月９日、年間最大イベント「富士山静岡ジャンボＡＡ～協会設立５５周年＆青年部担当記念～」を開催した。当日は歴代３位となる１７４４台を集荷、成約１２１８台、成約率６９．８％、成約単価２１万５０００円を記録した。出品台数、成約台数、成約率は今期最高実績。ディーラーからは過去最高となる５００台以上の車両を集荷し、高成約率をけん引した。

　セリ前のセレモニーで小野田理事長は「５５年の長い歴史の中で、色々な道のりがありましたが、先人の皆様の苦労と努力の結果、無事に５５周年を迎えることができました。また、自動車業界に携わる皆様、会員様、組合員様のご支援、ご協力により本日、素晴らしいオークションを開催することに至りました。まだまだ新型コロナウイルス感染拡大の影響は収まりませんが、会員様の安全を第一に考え、感染対策を徹底しながらオークションを開催して参ります。本日は佐藤青年部会長のファイナルオークションとなっております。青年部員が一丸となり、良い形で佐藤青年部会長を送り出そうと尽力し、それに応えるように澤田流通委員長を筆頭に理事、役員、執行部、事務局職員が目標達成に向けて取り組んだ結果が、目標を大きく上回る台数につながりました」と述べた。

　続いて澤田進流通委員長が「今回のオークションでは皆様から予想を上回るご出品を頂き、ヤードの関係で満車御礼を出すこととなりました。そのような中、色々ご迷惑を掛けた会場スタッフや陸送会社の皆様には、改めて感謝申し上げます」と挨拶を行った。

　最後に、今開催が青年部会長として最後となる佐藤恭一青年部会長が挨拶に立ち「目標１５００台を大きく上回るご出品をいただき感謝しております。２年間青年部会長を務めさせていただき、本日ファイナルを迎えることとなりました。コロナウイルスの関係で思うような活動はできませんでしたが、皆様のご協力で無事にやり切ることができました。小野田理事長、川口指導環境委員長には、いつも温かい言葉を掛けていただき感謝しております」と述べた。

　取材の場で小野田理事長は「上半期は新型コロナウイルスの影響で厳しい実績となったが、下半期はコロナに負けない実績となり、収益面でも回復、通期では出品台数、成約台数ともに前年並みを確保した。特に２年前の理事長就任時から行っている事務局主導型への移行がうまくできている。引き続き人を育てることに注力し、営業力強化と女性の活躍を後押ししていきたい」と話した。

　また、佐藤青年部会長は「試行錯誤を繰り返しながら、あっという間の２年間だった。コロナで１年間まともに活動できなかったのが心残り。次の青年部会長には、勢いのある青年部にして欲しい。また、コロナが終息した際には、他県の青年部との交流を増やし、自分自身の成長につなげて欲しい」と語った。