日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会は、５月の車名別販売台数、国内ブランド別及び輸入車新車販売台数を発表した。
　車名別販売台数は登録車、軽自動車合わせてスズキ「ワゴンＲ」が１位、２位はダイハツ「ムーヴ」、３位はホンダ「フィット」となった。軽自動車が１位、２位になるのは２００９年５月以来、実に２年振り。
登録車は、ホンダ「フィット」が２ヶ月連続の首位、９３５４台中のハイブリッドモデルは４４２８台。２位は昨年１２月にモデルチェンジ、三代目に移行したトヨタ「ヴィッツ」で２００９年３月以来、２年２ヶ月振りに２位となった。３位はトヨタ｢プリウス｣、同ブランドが３位以下となるのは２００９年４月以来、２年１ヶ月振り。注目のアルファは２０１台の登録があった。
　前月の９位から４位と大きく順位を上げた日産「セレナ」は、２３４９台から約２．５倍の５７６６台となった。また、５月３１日に特別仕様車「１５ＲＳ Ｔｙｐｅ 　Ｖ」・「１５ＲＸ Ｔｙｐｅ Ｖ」、オーテックジャパン扱いの「アーバンセレクション」を発売して話題を振りまいた２０位の日産「ジューク」は、前月の１１６１台から５３．３％増の大幅な伸びを示した。
　軽自動車においてはスズキ「ワゴンＲ」が２ヶ月連続で首位、「ムーヴ」も先月に引き続き２位となった。ダイハツ「タント」の３位は５ヶ月連続。
　２０１１年１月２０日にフルモデルチェンジを行った１０位のスズキ「ＭＲワゴン」は、先月に続き高い水準で推移している。また、１７位の日産「オッティ」は前月の２３７台から倍以上となる８０３台を記録した。
　ハイブリッド車１５車種の合計は１万５３９５台、軽乗用車を含む乗用車全体（２０万４６１台）に占める割合は７．７％、登録車の乗用車（１２万８５４４台）に占める割合は１２％となり、一時期に比べると同カテゴリーが占める割合は大きく低下している。先に挙げた以外の主なハイブリッド車の販売台数はホンダ「インサイト」１１５２台、レクサス「ＣＴ２００Ｈ」１０７３台、ホンダ「ＣＲ‐Ｚ」６５２台、トヨタ「ＳＡＩ」４１７台、など。なお、日産「リーフ」は４７２台。
　国内ブランド別及び輸入車新車販売台数は、国内ブランドでは１３ブランドすべてが前年同月比減となった。輸入車は２００９年１１月より１年７ヶ月連続で前年同月比増となった。ＶＷは前年同月比６．２％増の３８５９台、ＢＭＷ（Ａｌｐｉｎａ、ＭＩＮＩ含む）は同１０．９％減の３６０８台となった。Ｍｅｒｃｅｄｅｓ―Ｂｅｎｚは同１．７％増の２０９６台、Ａｕｄｉは２１．３％増の１６１５台。