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リペアテック/低圧電気取扱教育講習会を開催 正しい知識で安全を確保

  • 講義の模様:受講者は皆真剣な眼差し 講義の模様:受講者は皆真剣な眼差し
  • 堀内豊専務 堀内豊専務
  • 講習会のテキスト 講習会のテキスト
 リペアテック(大阪市中央区)は5月22日に「低圧電気取扱教育講習会」をポリテクセンター中部(愛知県小牧市)にて実施した。

 この講習会の主催は塗料・塗装用品の販売、鈑金塗装設備の設計・施工の堀内(名古屋市南区)で受講者は同社のクライアント約50社。
 
 また、この講習会は電圧が50V(ボルト)以上で最高電圧が直流750V(交流の場合は600V)以下の電気回路を持つ車両の点検・整備作業を行う会社に労働安全衛生法第59条ならびに労働安全衛生規則第36条により、受講が義務付けられている。

 具体的な内容は主にハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)の構造や感電防止措置を理解するための講習。
専用のテキストを使った座学が7時間、実車(最新のHV)を使っての実技が1時間と規定されている。
講習会修了者には修了証が授与される。

 現在、新車販売台数の3台に1台がHV・EVと言われている。
労働安全衛生法では事業者は従業員が低圧電気に関する充分な知識と技能を持っていれば、この講習を受ける必要はないとしている。
 しかし今までの販売・整備・鈑金の経験では習得できない技術が多く、全国で同様の講習会が頻繁に開催されている。
この労働安全衛生法には罰則規定はない。
しかし、事故が発生した場合には労働基準法に基づいて民事裁判の対象となり事業者は作業者に対して莫大な慰謝料を支払わなくてはならない。

 さらに重要なのは鈑金・整備業者(関係請負人)が、この講習を受けていない場合にディーラー・モータース・保険会社(元請負人)も義務違反に問われるということ。

この講習を受けていないとHVとEVに関わる仕事(電圧遮断作業)が出来ない、つまり請負仕事を確保するための講習会ということなのである。

今回の講習会主催社である堀内の堀内豊専務も「昨年からリペアテックの講師を呼んで、講習会を開催している。整備・鈑金業界では非常に関心が高い講習。今回は受講者が多く2回にわたって開催した。我が社のクライアントも喜んでいただいている。今後も定期的に開催していく」と感想を語った。

 また、販売店・保険会社のスタッフもユーザーが事故を起こした場合に正しい対応を指示するためにも覚えておきたい知識である。
実際にHV・EVの事故現場ではレスキュー隊が感電事故に巻き込まれた事例も報告されている。
路上にはHV・EVがあふれており、事故はいつどこで起きるか分からない。
正しい知識を持って事故に対応できるか、それとも、すくんで見ているだけなのか。

クルマに携わる者として冷静に判断いただきたい。

問合せは06-6227‐5601 担当:岡野まで

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