ＪＵ広島（広島県北広島町・安部英雄理事長）は４月４日、２０１９年度最初の青年部主催オートオークション（ＡＡ）となる「青年部主催記念ＡＡ」を開催した。年度最初のＡＡ開催ということで、青年部会メンバーによる積極的な集荷や年度末商戦の買取り・下取り車が多く集まり、出品台数は１５４９台に上ったほか、成約率も５６．４％の高成約率を記録した。

　当日は参議院議員で自由民主党副幹事長を務める北村経夫氏がＡＡ会場を訪問し、安部理事長らＪＵ広島執行部と情報交換を行ったほか、ＡＡ会場を視察しながら、中古車流通業界の状況や課題、ＡＡ取引の仕組みなどについて説明を受けた。北村氏は「中古車市場の活況を肌で感じることが出来た。短時間での取引に驚くとともに、会場の清潔感や広大なヤードに驚いた。こうした視察活動などを通じて、中古車流通業界の課題などを認識、自動車税制を含めてしっかりと国政の場で手立てを考えていきたい」と話した。
　
セリ開始前のセレモニーにも北村氏が登壇し「自動車業界は日本を代表する産業であることは間違いないが、厳しい市場環境におかれていることも事実。自動車メーカー各社のイノベーションが進む中、新車販売の増加はしっかりとした中古車市場があってこそ」と話した。
　森田部会長は「１９年度第１回目であり、平成最後の青年部主催ＡＡでもある。皆様のおかげで出品台数１５４９台という多数の出品車を集めることが出来ました。特設『青年部１５（イチゴ）コーナー』にも７１台が出品されておりますので、ご期待ください」と挨拶した。

　安部理事長は今回の北村氏の会場視察や意見交換について「業界の真剣な姿を見てもらう良い機会になった。あらゆる機会を通じて、業界の声を聞いていただくとともに、中古車流通とりわけＡＡの仕組みも理解していただけた」とする。