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【JUテントリ活用店レポート】飛騨中古車センター(岐阜県高山市) エリアの特性を活かして活用を行なう

  • 飛騨地区最大の店頭在庫を展示中 飛騨地区最大の店頭在庫を展示中
  • JUテントリを担当する桑専務 JUテントリを担当する桑専務
  • 自社民間車検工場を併設 自社民間車検工場を併設
  • 明るく・広い商談ルーム 明るく・広い商談ルーム
  • キッズルームを完備 キッズルームを完備

情報の精度と均一化が鍵

 岐阜県高山市は岐阜県飛騨地方に位置、市町村面積は全国で最も広い。市内には多くの古い町並みが残されており、2016年には国内外から過去最高となる約462万人の観光客が訪れた。飛騨中古車センター(橋戸勝彦社長)は、市内中心部を南北に走る国道41号沿いに店舗を構え、今年で創業44周年を迎える。新車・中古車販売を中心に、車検・整備や鈑金塗装などのアフターサービスまで幅広く展開、飛騨地区最大の店頭在庫を有している。今回はJUテントリの実務を担当している桑秀昭専務に活用法を聞いてみた。(福井伸幸)


■エリアの特性を考慮
 同社はJUテントリを2017年秋から開始、主に販売に活用している。開始した当時、たまたま載せた長期在庫の車両が販売、効果が確認できたことで、徐々に登録車両を増やし、本格的にスタートさせた。店舗が位置する高山市は、県庁所在地である岐阜市から離れており、また雪の多いエリアでもあるため、市場としては決して恵まれてはいない。そのため、店頭販売は地元ユーザー中心となっていたが、JUテントリを始めたことで、他エリアへの販売が拡大、販売台数の増加につながった。

■在庫車両にこだわり
 前述にある通り、高山市は雪の多いエリアである。そのため市内で使用される車両はほぼ4WDとなっており、結果として店頭在庫のほとんどが4WDとなっている。また、同社では季節によって在庫台数を大幅に変えている。雪の季節は販売台数が大幅に減少するため、在庫の回転率が悪くなる。仕入れた車両の鮮度が悪くなり、利幅が減少するリスクがあるため、季節によって適正在庫台数を設定、仕入れを行なっている。また、降雪に備え除雪車を用意しているのはもちろんのこと、エリア最大級の屋根付き駐車場を完備、雪の多いエリアならではの工夫がされている。

■売れる情報を登録
 JUテントリの掲載車両データはプロトコーポレーション(名古屋市中区・神谷健司社長)の中古車販売店向けASPサイト「MOTOR GATE」(モーターゲート)と車両データ連携を行なっている。小売り用にモーターゲートに登録した車両データを引用でき、これにより、JUテントリへの掲載スピードアップと業務軽減につながっている。掲載する車両については、現車を確認できる店頭販売とは異なり、インターネット上の文字情報と写真のみのため、車両情報の登録は特に気を使っている。掲載写真は固定カットの10枚に加えて、対象車両のセールスポイントを追加、またコメントもできる限り詳細に載せている。「車両データの掲載は購入者の視点に立つことが重要。必要な情報をわかりやすく、細やかに載せることが成約につながる」(桑専務)としている。

■一人で登録することで情報の均一をはかる
 掲載車両の登録は桑専務のみで行っている。多くの在庫を保有する同社であれば、複数の従業員で登録を行なった方が効率は良い。しかし、複数の人間が登録に携わることで、写真撮影や車両詳細情報のクオリティーに濃淡がでてしまう。店頭であれば接客の中で情報の不足分を補うことはできるが、JUテントリのようにwebで他社の車両と容易に比較できる場合、必要な情報が掲載されていない車両は対象外となってしまう。そのため、全ての車両情報を高いクオリティーで均一化するために、複数での登録でなく一人での登録にこだわっている。

■今後について
 増税を控え優遇措置が多い新車販売と違い、増税分を店頭価格に反映させなければならない中古車の販売は今後厳しくなっていくと思われる。またキャッシュレス化の対応など課題も多い。今後について桑専務は「様々なことを模索して正解を見つけていきたい。JUテントリについても販路拡大の柱となるように、より情報の精度を上げていきながら、引き続き注力をしていく」と語る。


【店舗情報】
社名=飛騨中古車センター
所在地=岐阜県高山市石浦町7丁目277番地
電話=0577-32-3171
代表者=橋戸勝彦社長


 

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