ＪＵ広島（広島県北広島町・安部英雄理事長）は５月１０日、「新会場設立１０周年大記念オートオークション（ＡＡ）」を開催した。出品台数は今年最多となる２４６７台に上り、「売り」「買い」の活発なセリの結果、成約率は５６．１％に上った。１年前の「同９周年大記念ＡＡ」とちょうど同じ出品台数だったものの、成約台数が約２００台増加したことで、成約率が大きく上昇した。

　安部理事長はセリ開始前のセレモニーで「ちょうど１０年前に全面移転し、大過なく１０周年を迎えることができました。皆様のご協力の賜物に他なりません。２月には新セリ機を導入、１０周年の節目に役員と事務局が一丸となって、これまで以上に利用していただける会場を目指してまいります」と挨拶を述べた。

　同会場では、打越正明流通委員長のもと、「売ってよし」「買ってよし」の合言葉を掲げて、売り買いの活発なＡＡを目指している。地域密着型の会場運営のもと、県内外から多数の会員がセリに参加し、成約率も上昇基調にある。

　今回の大記念ＡＡでは、同会場史上最大規模の「ガラポン大抽選会」を実施した。当日取引１台以上の来場会員を対象とした抽選会で、参加者全員に賞品が当たるほか、すべての参加会員に豪華賞品の当選チャンスがある。当日は「ＬＰＣ（０円スタート）コーナー」を特設した。

　９日には広島市中区のリーガロイヤルホテル広島で、多くの取引会員を招待して記念ＡＡ食事会を開催した。来賓として、ＪＵ島根の浜村浩司理事長やＪＵ香川の岡隆夫理事長、県内外の新車ディーラー首脳らが出席した。
　安部理事長は食事会の席上で「ちょうど１０年前、北広島町の現会場に全面移転しましたが、当時の執行部の苦悩は計り知れないものがあります。旧会場は３３００坪という手狭な敷地の問題もあり、故上松会長をはじめ、当時の執行部の決断と皆様のご支援に敬意を表します。この１０周年を新たな境とし、『売ってよし』『買ってよし』のＡＡ運営を目指してまいります」と全面移転当時を振り返るとともに、先人たちの英断に敬意を表した。