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【コラム】健康診断でA判定を

 20代の頃、上司や先輩社員より頻繁に耳にした話題が「肝臓の数値」。数値が高い人ほど自慢げに話をしていたような気がする。末期ではあったが、バブルの名残りがあった当時は、接待の名のもとに仕事が終われば豪快に酒を飲む人が多かった。肝臓の数値は、ビジネスマンの戦闘能力を表す数値をだったとも言える。その後、20年が経過して私も立派な中年となった。当時の上司・先輩社員に習い、現在は女性社員を相手に肝臓の数値を自慢している。他に取り柄がなく、肝臓の数値で男らしさを演出している。
 さて、今年も健康診断を実施する時期が迫ってきた。30歳を過ぎた頃からほぼ毎年、肝機能で再検査になっている。肥満による脂肪肝と診断されたこともあれば、酒の飲みすぎによる数値の上昇と診断されたこともあった。最終的な結論はいつも同じで、「生活習慣を改善しなさい」の一言。生活習慣の改善は具体的には何をすれば良いのか尋ねると、決まって「適度な運動・禁煙・過度の飲酒を控える・食事は控えめに・塩分も控えめに・早寝早起き・ストレスのない生活環境」などの答えが返ってくる。要するに仙人のような生活をしなさい、ということ。数年前であれば、聞く耳を持たなかったのだが、最近は体系が著しく変化しており、肩こりや疲労感が激しく、本気で改善を考えなくてはならない状況に追い込まれている。
 そもそも肝臓の数値は何を意味しているのか。原因がはっきりしなければ結果を変えることは出来ない。この機会に肝臓の数値について理解しておきたい。血液検査の結果で出てくるALT(GPT)やγ‐GTP等は体内での代謝や栄養素の分解・合成などに重要な役割を果たしている。これらの物質は、肝臓内に存在しており、肝臓が通常の状態であれば、血液中に含まれる量は規定値内に収まる。数値が高いということは、何らかの原因で肝細胞が破壊されて血液中に漏れ出しているという事になる。では、なぜ肝細胞が破壊されるのか。アルコール、タバコの過剰摂取・添加物や保存料たっぷりの食生活・睡眠不足・薬剤・ウィルス・遺伝・肥満などが原因になるという。健康診断の際に指摘された通りである。逆に言えば当てはまる原因が多く存在しており、消去法で出来ることから始めれば良い。まずは、アルコールとタバコ。やめる気がないので、付き合い方を変えてみることにする。カロリーが高いウイスキーと日本酒は禁止して焼酎はOK、ビールは1日500mlまでとする。タバコは本数を減らさずにニコチン・タールの少ない銘柄に変える。大好きなコンビニ弁当やファーストフードをやめ、夕食の米の量を半分に減らす。以上が自分なりの決心で、1週間後に迫った健康診断に備えようと思う。

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