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【JUテントリ活用店レポート】三共自動車販売株式会社(千葉県市川市)

  • 取り組みを語る伊東課長 取り組みを語る伊東課長
  • サンキョウ本社外観 サンキョウ本社外観
  • わかりやすさを重視した車両情報 わかりやすさを重視した車両情報
  • ボンネットを開けて見やすく ボンネットを開けて見やすく
  • 手入れが行き届いた花壇 手入れが行き届いた花壇

「テントリ」は一つの媒体 ~共有在庫はお客様を繋ぎ止める~

 関東・東北に14店舗を展開し、今年創業40周年を迎える三共自動車販売株式会社(以下、サンキョウ)。「礼節」「機敏性」「お客様の動向」の三本柱を経営理念を掲げ、「顧客優先第一主義」を実践。
 新車・中古車販売を始め、現在は保証、保険、買取、レンタカー、と時代の変化とユーザーのニーズを汲み取り車に関するサービスを提供している。時代の変化に対応する取り組みとしてサンキョウはJUコーポレーションが提供する「テントリ」もサービス開始当初から利用し売買の新しい場として活用している。今回はその「テントリ」について同社の新車・レンタカー課 伊東靖課長に話を聞いた。(聞き手:齊藤寛英)

■「テントリ」の先に消費者がいる
 当社は一般顧客への小売を中心としているが、共有在庫そのものの考えは以前から持っており、業販も小売以外のビジネスチャンスとしてBtoBのサービスも行っていた。 
 共有在庫はBtoBであるが、業販の先には車を求めているユーザーがいる。共有在庫は、そのユーザーに届く商売の窓口として行ってきた。
 各店舗には60台から70台の車を展示しているが、当然売れない車もある。市場動向に注意し仕入を行うが、消費者のニーズも時代によって変わる。グレードや装備等の細かい仕様が異なるだけで消費者から選んでもらえない。一方で、そういう車を求めている消費者もいる。
 「テントリ」に登録することで時期やヒット商品の傾向等を探ることができ、何を欲しているかを見る視点にもなる。「テントリ」は業者間取引だが、当然、業者の先には消費者がいる。その消費者のニーズを探る上でも業者が何を見ているかがわかる。業者を通じて消費者のニーズを知ることができ、自社の小売にも活かすことができる。
 「テントリ」はJU千葉の案内により知った。「テントリ」の内容を知り、「取り組まない理由は無い」という会社の判断で利用を開始。このご時世、何がヒットするかわからない。当社でも新たにレンタカー事業を始めたが、「テントリ」も新しい取り組みの一環として始めた。
 当社は、時代と消費者のニーズに対応し、サービスを提供していくためにも「クルマ」が付くビジネスにはありとあらゆるチャレンジする。

■共有在庫はお客様を繫ぎ止める
 「テントリ」では業販はもちろん、仕入の機会としても利用している。今は車を買いに来店した消費者が一回店を離れたら、3日以内に他の店で車を購入する時代。「テントリ」に掲載されている約1万2500台の車は、考え方を変えれば当社の自社在庫。「テントリ」を利用することで自社にない車でもお客様に提案でき、お客様の繫ぎ止めもできる。
 業販でも当社が「テントリ」に掲載している車は小売価格だが、多くの車を取引いただいている。 
 当社の小売価格は、元々安く設定している上に、車両状態や修理した内容もしっかり伝えている。今やネットでクルマを探す時代。小売価格もギリギリで設定しないと消費者には選ばれない。「テントリ」に登録している車も小売と同じ価格であるため、小売と「テントリ」業販の利益は変わらないが、業販で買ってもらうことで在庫の回転が良くなり小売の展示車のラインアップも常に新しい状態となる。
 また、「テントリ」に登録することで、テントリ登録車を全国6万以上の業者に見てもらうことができ、全国から問い合わせをいただく。当社でもユーザーの細かいニーズに対応していくために専門化も図っているが、珍しいクルマを探しているユーザーは全国にいる。そのユーザーの期待に応えることができるのも「テントリ」の魅力。

■「テントリ」は一つの媒体
 「テントリ」は実際の展示場とネットの展示場を併せ持つ形。同業者の方にも当社は、小売としての業歴と実績から品質の高いクルマを扱っていると認識を得ている。
 「テントリ」には、全14店舗の約1000台の在庫を掲載している。車情報誌のGooやカーセンサーと同様に一刻も早く「テントリ」にアップしている。「テントリ」にアップ後も掲載期間を気にしながら展示場と連動し、価格の見直しもこまめに行っている。小売と共に業販の反応が鈍ければ何かしらの手は打っている。相場は動いており、その相場にいかに適応していくかを心掛けている。
 「テントリ」で売れるポイントは「良いものを安く出すこと」だが、登録できる画像もフルに活用している。「テントリ」は、紙媒体やネット媒体と同様に一つの媒体として位置付けて会社で取り組んでいる。
 繰り返しになるが「テントリ」は全国の業者が見ている。その業者の先にはユーザーがいる。仕入先を持たない整備業者の方たちにも「テントリ」のような共有在庫は利用しやすいと思う。

■評価点以外の「掲載情報」が判断材料
 「テントリ」の車両評価は自社評価だが、自社の「テントリ」掲載車の評価点は厳しくしている。仕入をする際、評価点を気にはしているが、評価点以上に登録されている車の写真や状態の確認に重きを置き、自社スタッフの判断を重視している。
 オークションでも出品車の評価点があるが、会場毎に評価基準は一致していない。だからと言ってオークション会場の評価が問題とは思わない。それと同じで、自分たちが仕入をする時は、評価点に加え写真や出品票のコメントをしっかり確認している。
 当社の「テントリ」展示車が売れるのも多くの情報を掲載し、厳しい目で見ているからと認識している。

■店舗情報
三共自動車販売株式会社
住所:千葉県市川市相之川2−7−18
電話:047—359—0123
FAX:047—356—7890

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