キャンピングカーを製造、販売するダイレクトカーズ（三重県津市、百田雅人社長）は５月２９日、三重県松阪市と「災害時におけるキャンピングカーの提供に関する協定」の締結式を松阪市役所にて行った。

　同協定は、地震等による大規模災害が発生した場合において、松阪市がダイレクトカーズにキャンピングカー等のレンタルを受け、移動手段や一時的な避難場所など被災者の支援を円滑に実施することを目的としている。

　締結式冒頭で竹上真人市長は「非常に実用的な協定になっているので、これからも良いお付き合いができればと思っている」と挨拶を行った。

　続いて百田社長が「少子高齢化や人口減少、災害対策の問題から、地元三重県の自治体様に貢献できないかと考えた。自社の強みでもあるキャンピングカーが防災対策として、動く避難所として活躍してくれる。また、実際に災害が起こった時に松阪市と共に連携して全力でご対応していきたい」と述べた。

　なお、同社は、２０１９年１２月に三重県いなべ市、２１年１２月に神奈川県厚木市、２２年２月に三重県鈴鹿市、同年６月に津市と同様の災害協定を締結している。