中古車の販売、買取ブランドの「ガリバー」を展開するＩＤＯＭ（イドム）は、２月２５日、ガリバーブランド最大級展示規模となる「ガリバー名古屋茶屋店」を名古屋市港区にオープンした。同店は約２万５５００㎡の敷地に６００台の展示車両を構える。広大なスケールとなる敷地には様々な車種・メーカーの中古車を取り揃え、名古屋エリアの新しいカーライフの拠点として活動している。

　同店が所在する港区は名古屋市南西部に位置、近年、伊勢湾岸自動車道や名古屋第二環状自動車道の開通など交通インフラが整備され、名古屋市周辺はもちろんのこと、岐阜県、三重県などの隣県からの来店も増加している。

　出店について磯野祐介支店長は「激戦区の名古屋エリアにおいて大規模店舗出店はチャレンジと思っている。他エリアでは成功している大規模店舗も、名古屋エリアで必ずしも成功するとは限らない。新しいアイデアをどんどん取り入れ、他店との差別化を図るとともに、地域にどっしりと根付いた店舗運営を行っていきたい」と話す。

　磯野支店長は店舗コンセプトを「自分でクルマを選ぶ楽しさ」と考えている。また、「約６００台の豊富な在庫を用意するとともに、お客様が自由に来て見て触れるストレスフリーな環境を整えていくことで、今はクルマを購入しなくても、将来購入するときにまた来てもらえる店舗にしていきたい。女性が一人でも来店できるような居心地の良い空間を提供し、クルマ選びの楽しさをいつも感じられる店舗にしていきたい」とする。

　南向きのショールームはガラス張りで明るく、商談テーブルは２８席を用意、混雑時でも困ることはない。また、ショールームから見えるすぐそばにベンチを設置、検討中の車両をショールーム内外から見ることができる。展示車両はカラーバリエーションに富み、ミニバンやコンパクトなどカテゴリーごとの展示に加え、一部エリアでは予算やユーザーの生活シーンにあわせた展示も行っている。さらに、広大な敷地を活用して芝生を敷いたイベントスペースやロッジを設置、展示場内の移動に乗用カートを使用するなど、至る所に来店したユーザーに楽しんでもらう工夫がされている。

　磯野支店長は「購入いただいたお客様からの紹介が増えてきており、日々の接客や店舗運営に対する手ごたえを感じ始めている。今後は中古車販売の既成概念にとらわれず、ガリバー名古屋茶屋店だからこそ提供できる価値とは何か考え、どんどん形にしていきたい。また、イベントを通じてお客様と交流を深めたり、近隣の整備工場との連携を強化したりするなど、地域のコミュニティを大事にしながら社会貢献をしていく。現状、店舗としての理想と比べると、まだまだやれることが多い。チャレンジ精神を忘れず、失敗を恐れることなく、アイデアを振り絞って挑戦し続けていく」と抱負を語った。