キャンピングカーを製造、販売するダイレクトカーズ（三重県津市、百田雅人社長）は５月２６日、三重県津市と「災害時におけるキャンピングカーの提供に関する協定」の締結式を津市役所にて行った。

　同協定は、地震等による大規模災害が発生した場合において、津市がダイレクトカーズにキャンピングカー等のレンタルを受け、移動手段や一時的な避難場所など被災者の支援を円滑に実施することを目的としている。

　締結式冒頭で前葉泰幸市長は「活躍する場面は来てほしくないが、しっかりと備えをしておく必要がある。災害時に乳幼児、高齢者、障害者など助けを必要とされる方の移動手段を中心として活用していきたい」と挨拶を行った。

　続いて百田社長が「これから日本が抱える少子高齢化や人口減少、災害対策など多くの問題がある中、地元津市になにか貢献できないかと考え、キャンンピングカーを提供することにした」と述べた。

　なお、同社は、２０１９年１２月に三重県いなべ市、２１年１２月に神奈川県厚木市、２２年２月に三重県鈴鹿市とも同様の災害協定を締結している。