川崎大輔のアセアン市場まるわかり⑤ - グーネット自動車流通

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川崎大輔のアセアン市場まるわかり⑤

コラム 2019年05月25日
タイの中古車流通とその重要性
会社名:アセアンカービジネスキャリア
タイの中古車販売店

タイの中古車販売店

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 タイでの新中比率(新車登録台数と中古車登録台数の比率)は1.6である。登録台数とは中古車の所有権登録の回数(新規登録・移転登録・名義変更の三業務合算の数)を指す。新中比率が高い国ほど相対的に中古車流通が活性化することを意味する。米国は2.0程、日本は1.5程だ。しかし、実際の中古車小売台数と中古車登録台数には差異が生じる。中古車登録台数は最終消費者であるエンドユーザーの販売台数を表すものではないためだ。流通過程において名義変更があるたびにカウントされる。

 タイはオークションが普及しておらず主として販売金融車の引揚先としての役割があるのみだ。それ故に中古車店間での転売が複数回なさている。正確なデータはないが1台の中古車がユーザーから最終エンドユーザーに届くまでに3回の登録がされる。地方の所得が上がってきたことによって、首都バンコクで発生した中古車が地方へ流通する流れが加速している。名義変更回数が増えている大きな要因だ。中古車ビジネスを行う人々にとってもバンコクより地方で中古車を販売する方がメリットが大きい。なぜなら地方の中古車の供給が不足しており、高値で販売ができる。ブローカーを通じバンコクから地方へ中古車の流通が増え名義変更を頻繁に行わざるを得ない状況が続いている。そのような流通形態を考慮すれば、アセアンで1番高い新中比率を呼ばれるタイでも1.0ほどとなる。先進国に比べ中古車流通がまだまだ少ない。

 アセアン諸国で自動車事業を拡大していく場合は、タイの中古車流通市場を理解し流通の健全化を進めていく必要がある。新車販売拡大のバリューチェーン構築にもつながるためだ。タイは数年先にアセアンの国々の中で最も膨大な数の中古車が出回る市場だ。アセアンの中古車市場にはまだまだ開拓の余地が残されており、巨大で高いポテンシャルを持つという魅力がある。そういう意味でタイの中古車流通の健全化は、アセアンにおける日本の自動車メーカーの更なる発展につながっていくことになる。

<川崎大輔 プロフィール>
大学卒業後、香港の会社に就職しアセアン(香港、タイ、マレーシア、シンガポール)に駐在。その後、大手中古車販売会社の海外事業部でインド、タイの自動車事業立ち上げを担当。2015年半ばより自らを「日本とアジアの架け橋代行人」と称し合同会社アセアンプラスコンサルティング にてアセアン諸国に進出をしたい日系自動車企業様の海外進出サポートを行う。2017年に株式会社アセアンカービジネスキャリアを立ち上げアセアン各国からの外国人整備エンジニアを日本企業へご紹介。アジア各国の市場に精通している。経済学修士、MBA、京都大学大学院経済研究科東アジア経済研究センター外部研究員。

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