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軽トラックからフェラーリ、バイクのレストアまで幅広く対応し、地域の個人ユーザーに支持され、リピーターを増やしている鈑金整備工場が瑞穂町殿ヶ谷にある。カートータルショップリップス(東京都西多摩郡・吉岡一三社長)は、1987年に鈑金工場として開業以来、現在6名のスタッフと共に徹底した内製化を行っている。
主な業務としては自動車販売、鈑金修理、整備等の車に関わる業務、そして個人客のカーライフサイクルを意識したサービスとして自動車保険、火災保険、傷害保険、生命保険を展開し、個人客を増やしている。掛かりつけの整備工場といった印象がある。
【カーライフサイクルを一緒に歩む】
同社は現在、下請けの仕事は行っていない。1台の車で発生する「仕事」を自社で完結する事を軸に考え、納車から廃車までの工程を内製化し、個人客に対して徹底してサービスを提供しているからだ。自社で買ってもらった自動車を板金修理、車検で入庫してもらい、数年後にはまた乗り換えと下取りを行っている。まさにカーライフサイクルを個人客と一緒に歩んでいる。結果、個人客が満足しており、紹介が生まれ個人客の増加に繋がっていると言う。 お客の満足は特典等のモノでは得られない。商売としての括りでは無く、日々の会話から悩みや困り事を聞き出すコミュニケーションが大切だと言う。
【接客対応にマニュアルはいらない】
「リップスに言えば、何でも出来る」こんな声が個人客からは多いようだ。お客様はマニュアル通りの動きはしない為、日々一人ひとりの声を聴き、そのお客様に合った提案や対応をしている事で「整備工場」と「お客様」の関係以上の付き合いが生まれると語った。年間500人以上の個人ユーザーが、リップスを頼りに来店してくる中で、来店内容は様々なものになる。通常業務の鈑金や整備、車販などの仕事に関わるものをメインとしているが、生活に関わる悩みや相談を目的に来店してくる個人客も多い。それは商売を超えて「父親」さながらの存在だ。まさに親の存在と同様に、24時間365日サポートする為常に連絡が取れる様、インフラ整備も行っている。社長以外の店舗スタッフにも、良きパートナーとしてお客様から支持され、頼られているようだ。
【今後の課題】
最近CMなどで目にする衝突被害軽減ブレーキなどの自動車の安全に対する技術が日々向上していく中で、交通事故などが減り、自動車の修理機会は減少する為、鈑金自体の需要は減少していくと見ている。鈑金塗装の仕事は選択時期に来ている。「専門性や質・仕上がりに特化し鈑金を極める」か「カーライフサイクルに合わせて業務を分散させる」のどちらかになっていると思う。弊社としては既存客の満足を考え、様々な知識や技術をさらに身に付け、外注ゼロを目指し、完全な内製化を図る事でより頼られる工場にしていきたい。(吉岡一三代表取締役)
<店舗情報>
会社名:カートータルショップリップス有限会社
住所:東京都西多摩郡瑞穂町殿ヶ谷539-10
電話番号:042-556-2030
営業時間:8:30~18:00
代表者名:吉岡一三
創業:1987年
工場種別:関東運輸局認証工場 (No.1-11186)
スタッフ数:社員6名(フロント・事務1名、メカニック5名)
設備:セレットフレーム修正機・塗装ブース・スポット溶接機・コンピューター診断機
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