ユー・エス・エス／新役員人事が正式決定　　安藤之弘社長が会長兼社長に就任

オークション 2012年07月19日

ユー・エス・エス代表取締役会長兼社長　安藤之弘氏

平成24年３月度ＵＳＳグループの実績は、連結売上高６４０億、出品台数225万台、成約台数141万台、成約率62．8％　出品台数シェア33％　経常利益285億円　4期ぶりに過去最高益を更新し、株式上場以来12期連続増配を達成した。　

【新役員人事の発表及び平成24年３月度ＵＳＳグループ実績】
　ユー・エス・エスは６月26日、東海市の名古屋会場で定時株主総会を開き、安藤之弘社長の会長兼社長就任が正式に承認された（全役員　代表取締役会長兼社長安藤之弘、代表取締役副会長田村文彦、代表取締役副会長原重雄、代表取締役副社長瀬田大、取締役副社長増田元廣、取締役副社長合野栄治、専務取締役三島敏雄、専務取締役山中雅文、常務取締役池田浩照、常務取締役赤瀬雅之）。
　同グループの連結売上高は、640億円（前期比4．2％増）、営業利益は279億円（前期比14．9％増）、経常利益は285億円（前期比16．0％増）、当期純利益は170億円（前期比22．1％増）となり、営業利益、経常利益、当期純利益ともに過去最高益を更新した。また、同社は10月1日をもって連結子会社５社（ユー・エス・エス札幌、東北、北陸、岡山、関越）を吸収合併すると発表した。　

【安藤之弘会長兼社長インタビュー】
‐子会社５社を吸収合併する狙いは‐
「オークションという当社のコア事業を地域で子会社にしておく必要がないと判断した。正式な合併は10月１日となる。合併後は、全国共通のイベントの実施や、17会場で利用頂く会員の取引台数などが一元管理され、月間の出品ボリューム合計台数に合わせたサービスが可能になる」
‐定年制導入について‐
「このほど、正式に社員・役員に『定年制』を導入した。社員は60歳（但し、会社・社員双方が合意した場合は65歳まで延長が可能）、執行役員・取締役は70歳（但し、代表権を有する役員は73歳）。今後の新体制では、会場長の権限を強くしたいと考えている」　
「現実的に名古屋から全国のＡＡ運営に対し細かい管理は難しい。私を中心として田村副会長、原副会長と連絡を密に取りながら経営に当たっていき成長スピードを上げていく。会場長は、各会場の社長という自覚を持ってしっかり運営してもらいたい」
‐今年度の戦略について‐
　「今年のキーワードは『攻める』。すでに発表しているが、ＵＳＳ発祥の地である名古屋会場と北陸会場の建て替え、岡山会場の移転、特に名古屋は７階８層建てとし、立体駐車の収容台数も２,３００台（新会場の建屋を除く純増台数は１,５００～１,６００台）が収容可能となり、お客様駐車場として利用する。
完成後は１万台体制を実現し、故服部太会長も目標にしていた全国シェア40％を目指していく。

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